バイクツーリング雑誌には、「OUTRIDER」のほかに、
「Bike Jin」(エイ出版)もあります。
ときどき声を掛けられて、手持ちのネタで寄稿させていただいていますが、
現在発売されている4月号では
「一度は泊まりたい温泉宿」という記事を担当しました。

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「B級スポット」、「グルメ」、「林道」などなど、
いろんな人がそれぞれのベスト5、10をチョイスしています。

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 私が依頼されたのは、温泉宿。
今回は温泉マニアにウケるB級とかレアな宿は避けて、
誰でも躊躇なく泊まれる宿にしました(北温泉はビミョー、かな)。
値段は1泊2食付で2万円以下
料金が高ければいいってもんじゃないですから。
⇒そういう宿に泊まったことないのが本音ですけど、高くていいのはあたりまえ。
今回紹介しているのは、1万円台でも十分に素晴らしいと思える宿ばかりです。

本当は乳頭温泉郷・鶴の湯(秋田県)、銀山温泉・能登屋旅館(山形県)
入れたかたけれど、雪景色なのでバイク雑誌的には紹介できないんです。
残念です。また、別所温泉の臨泉楼柏屋別荘も好きなんですが、
なんと!昨年破産していました。ガガガガーン。なので、ここも入れられず。
よしやちゃん(オーナー)はどうなったんでしょう。 

以下、今回のベスト10(順不同)

【鳴子温泉・ゆさや旅館(宮城県)】
⇒2種類の自家源泉を持つ。共同湯「滝の湯」の湯守宿
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▲ヌルヌルの「うなぎ湯」

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▲離れの露天風呂は酸性硫黄泉

【恐山温泉・宿坊「吉祥閣」(青森県)】
⇒恐山菩提寺にある超豪華な宿坊。
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▲境内の簡素な湯小屋と違って、超広くて洗い場もたくさん。
湯温も調整されている(湯小屋は激熱)
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▲玄関もこんなにゴージャス。
ロビーにはでっかいシャンデリアが下がってました。

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▲うわーっ! 恐山の湯小屋でけんいちが「幽体離脱?」


【高湯温泉・安達屋旅館(福島県)】
白濁した酸性硫黄泉が湧く山の湯
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⇒白濁した酸性硫黄泉が掛け流し。混浴露天風呂ほか多彩な湯がある。
磐梯吾妻スカイラインの終起点というのも魅力。

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▲食事も美味しかった!

【那須八湯・北温泉(栃木県)】
⇒歩いてしか行けない那須の隠れ湯
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▲大きな天狗の面が見据える「天狗の湯」。混浴だが、日帰り入浴時間帯は
男性専用。

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▲温泉プール。建物は「江戸」、「明治」、「昭和」があり、
館内には不思議なオブジェがいっぱい。猫もウロウロ


【草津温泉・山本館(群馬県)】
⇒湯畑を一望する和風旅館
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▲湯畑の向こうに見える木造3階建ての山本館

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湯畑の真ん前にある和風旅館。一部客室と食事処から湯畑が一望
夕食時に見た湯畑の夜景に感動!
湯は「白旗源泉」を利用

【伊東温泉・ケイズハウス伊東温泉(静岡県)】
⇒もと高級旅館で国の登録湯系文化財を改装した格安宿
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高級旅館だった「いな葉」を素泊まり専用のゲストハウスに改装。
ドミトリーなら2000円台という格安料金!

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▲この個室は、2人利用の場合1人4600円
(素泊まり。利用人数が増えれば安くなります)。

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▲共有スペースが広々しているのが特徴。高級旅館の雰囲気そのままで
自炊設備もある。温泉も源泉掛け流しで24時間いつでも入れます。

【那智勝浦温泉・ホテル浦島(和歌山県)】
⇒天然洞窟風呂に温泉が湧く!
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▲超大型ホテルで館内にはたくさんの湯船があり湯めぐりが楽しい。
12本の自家源泉を持ち、成分の濃い硫黄泉が掛け流しというのがすばらしい。
宿泊料金もリーズナブル。バイキング2食付1万円以下のプランも!

【城崎温泉・山本屋(兵庫県)】
「一の湯」の湯守宿。部屋に居ながら温泉街を満喫
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▲左奥が「一の湯」。温泉街のど真ん中でとにかく最高の立地。
通り側の部屋では、温泉街をそぞろ歩く下駄の音が
「カランコロン」と響いて情緒たっぷり
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▲「一の湯」のすぐ横なので、一番札をGETしちゃいました
(その日の最初の客に配っている)

【日奈久温泉・金波楼(熊本県)】
熊本県最古の湯・登録有形文化財の宿
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▲歴史を感じる木造建築です
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▲館内を案内してくれるツアーも催行


【霧島温泉・旅行人山荘(鹿児島県)】
5万坪の敷地から桜島を望む
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▲大浴場と露天風呂のほか、敷地内には貸し切り利用できる露天風呂が4ケ所。

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▲敷地内には野生の鹿もたくさん遊びにきます。
トレッキングコースもあって

最近は「ホテル浦島」と「旅行人山荘」を何度か紹介しているけれど、
そのほか初めて紹介したところもあります。
また、今回は選ばなかったけれど、他にもいいところはいっぱいあります。
まだまだ湯めぐりしなくては!


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温泉好きライダーの筆頭、賀曽利さんも登場。
野趣溢れる温泉を紹介していましたが、
北海道の岩間温泉は台風で流されて湯船がなくなってしまったそう。残念。
私も2012年に行っていますが、すごいワイルドで
ヒグマも出る林道の奥の奥にあり、途中に川渡りなどもありました。
温泉入口に簡素な小屋を建てて住み着いている人もいたけど、
あの人は無事だったのかな。