6月初旬に、浪江町のHさんから託された、「ひゅうま」。
我が家で1ケ月余り過ごしました。

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独特な風貌の「ひゅうま」

外暮らしの長い雄猫は、顔が横に大きくなるようです。
強く見せるためだとか?
「ひゅうま」、ほっぺたの肉がすごいです。

●「ひゅうま」が我が家に来た直後の記事はこちら

ところで、「ひゅうま」は、保護主Hさんの苗字から、
アニメ「巨人の星」の主人公『星飛雄馬』の名前をもらったのですが、
高校生の甥っ子に説明したら、全然知らなかったんです。
ええー、そうなんだ。

 その間に、3種ワクチン、ウイルス検査(白血病陰性・エイズ陽性)、
血液検査(問題なし)、検便・駆虫(マンソンがいました)、
フロントライン(ノミダニ駆除)、去勢手術などを行いました。
去勢前は唸るように鳴いていたのですが、
手術後、しばらくしたらすっかりおとなしくなりました。

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▲ディレクターチェアがお気に入りでした。
ちょっとかわいい感じに撮れてますね

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▲6月初旬、我が家に来た当初。
外飼いだったせいか、傷も多くやさぐれた雰囲気でした。

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▲7月初め、浪江町から連れ帰ってくれて3ケ月間、世話をしてくれたHさんが
娘さん、お孫さんと一緒に会いに来てくれました。
「ひゅうま」、これでもうれしい顔なんです。
口元が笑っていますよね?

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▲乱雑な寝室ですが…。
「ひゅうま」、愛想はイマイチだけれど、人間は好きなようで、
2階に造った居場所ではなく、
ほとんどの時間、リビングや私達の寝室で一緒に過ごしていました。
寝るときも一緒にいました。やっぱり生粋の野良ではなく、
飼われていた子だと思います。

7月9日(日)、南流山「しろいぬカフェ」での里親譲渡会に参加し、
その後、埼玉・飯能の美弥さん宅へ移動しました。
エイズキャリアの子専用の部屋のメンバーになります。

みやさん、震災直後から福島原発被災地での犬猫レスキュー活動をしていて、
個人で60匹ほどの猫、2匹の犬を自宅で世話しています。

私が夏~秋は取材やペンションの手伝いなどで長く家を空けてしまうため、
「ひゅうま」の面倒が見られなくなるのです。
そうでなくても、毎週の片道200㎞の実家通いに同行させるのも
かわいそうだし(本猫は意外に大丈夫そうでしたが)。
犬のゆきさんとも、それなりに一緒にいましたが。

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▲来たばかりの新参者「ひゅうま」に睨まれる、6年目の「ゆきさん」
理由もなくパンチもされました。
子猫のくらら、ヨン様&シュガーちゃんにもいじめられました。


それにしても、いろんな猫がいますね。
どの子もそれぞれに性格があって、楽しいです。
「ひゅうま」、オヤジ猫ですが味があっておもしろいですよ。



みやさん宅へ移動して9日後の18日、会いにいきました。

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これって、うれしがっている表情ですよね?
「ねえちゃん、来てくれたのかニャ?」

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▲エイズキャリア部屋のボス、「ぼす君」にご挨拶。

「浪江からきた『ひゅうま』ニャ。これから、よろしくニャね」
「おう、なかよくしようニャ!」

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▲「なかなか居心地よさそうニャね」
「そうニャ。ここなら安心ニャ。猫友もいるし楽しいのニャー」

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▲「くんくん。誰にゃ? 」
「おれっち、『ひゅうま』ニャよ。よろしくニャ」

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▲「ねえちゃん、世話になったニャ。
おれっち、ここでなんとかうまくやっていけそうニャ。
ときどき会いにきてほしいニャ。
Hかあちゃんにも、よろしくなのニャ」

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▲みやさんから最近の画像が送られてきました。

病院へ連れて行ってくれたそうで、ヨダレは口内炎が原因だとか。
カリカリはよく食べるし、痛がっている様子はなかったのですが、口の中が真っ赤だったそう。食べるのに痩せているのは、血液検査の結果を見る限り、甲状腺でもないし、糖尿病でもないそう。
まだ回虫がいたので、駆虫してもらったようです。
痩せている原因は虫なのかな。
とりあえず、この1週間で体重は300g増えたとか。

ということで、「ひゅうま」、エイズ部屋でうまくやっているようです。
他の子と仲良くできそうで、よかった。

みやさん、よろしくです。

なお、「ひゅうま」の医療費などは、
「かつらお動物見守り隊」へ託されたご支援金から出させていただいています。
Hさんからのご支援分は、飼育費としてみやさんにお渡ししました。