フェイスブックではお知らせしましたが、
猫を保護しました。

仮名は「ヨン様」です。

9月19日、那須のペンション「ひみつ基地」でのバイトを終え、
伊勢志摩方面へ取材に行くべく、バイクを車に積んで
国道4号線を南下していました。
午後3時くらいに、栃木県・矢板あたりを通りかかると、
矢板IC近くの、中央分離帯の緑地の一番隅に
白い猫ポツンとうずくまっていました。

「えっ?? 猫? どうしてあんなところに?」

休日でしたが、交通量が多くトラックもバンバン通る道路です。

バイクも積んでいるし、取材なので、
いつものように、捕獲器もキャリーも持っていません。
どうしよう? 素手で下手に捕まえようとして逃げられたら、
交通事故に遭うのは必至。
でも、そうでなくてもあのままでは車に轢かれそう。
もしかしたら事故に遭って動けないでいるのかも。

いろいろ思いが巡りましたが、まずは車をIC出口の、
広めの路肩のあるところで止め、大き目の布と空の肩掛けカバンを持って
その猫のところへ向かいました。

すると、逃げもせず、おとなしく捕まってくれました。

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車の助手席に乗せました。流血もなく、怪我している様子はありません。
茫然とした顔つきです。

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真っ白ではなく、右耳の付け根と頭の後ろに特徴的なキジ柄が入っています。
尻尾もキジで、後ろ足にも少しキジあり。背中にかさぶたがありました。

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ガリガリです。
動かなかったのは衰弱していたから? 
後ろ足はよろよろしていました。
食欲はあって、ウエットをあげたらガツガツ食べました。
(猫フードは少し積んでありました)
食べたら、少し目力が出てきました。


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少し慣れてくると、ごらんのとおりのリラックスモードに。
ニャゴニャゴとよくしゃべります。

「おばちゃん、オイラ、大変だったんニャよ。
こわくておなか減って、うごけなかったのニャー。
助けてくれてありがとニャン」

これから高速道路に乗って三重県までの長距離ドライブなので、
どうしようかと悩みましたが、
怪我もしてないし、食欲もありそうなので、
緊急に病院へ連れて行かなくても大丈夫かな、と判断して連れて行くことに。
夜は車の中で寝てもらえばいいか。
様子が悪ければ、旅先の動物病院へ連れて行こう。

高速に乗る前に、ホームセンターでトイレ用の砂やウエットフードほか、
いろいろ買い込んで出発。

車もまったく大丈夫で、すぐに膝に乗りたがります。

と言うことで5日間、一緒に旅をしたあと、千葉の実家へ。


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ずっと車の中もかわいそうなので、実家でフリーにしてみました。
すると、先住犬のゆきちゃん(この子も保護犬)に睨みを利かせ、
母の膝を独占。トイレにまで付いていく始末です。
うっかり目を離すと、ゆきちゃんのご飯も横取りします。

ここに来て4年半のゆきちゃんが来てすぐの新入りに遠慮して
母に近づけないどころか、いじけて廊下で一人で過ごしてかわいそう。
兄にも姪にもすぐにスリスリし、膝に乗り、で、人間大好きみたいです。


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超リラックス。保護して1週間、少し太りましたが、まだまだ。
9月26日に初めて体重を測ったら、2.3㎏。
保護当初は2㎏なかったと思います。


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車の中も好きなようです。

本日、ようやく天栄村の自宅まで連れてきました。

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支援フードの上で
「すごい! 食べ物がいっぱいニャ。
ぜーんぶ、オイラのもんニャ


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ここでも超リラックス。

もう少し太ってもらったら、病院へ連れて行って飼い主探し、
里親募集などをするつもり。
10月3日まで鹿児島なので、それ以降だね。

ゴロゴロスリスリ、膝乗りにゃんこ、「ヨン様」

よくしゃべりますが、残念なのはダミ声なこと。

お迎えしたい人、よろしくです。


※「ふくしまのよいにゃんこ」、トラさんとの対面は如何に?