取材メモ代わりの、安宿評論 その3です。

奈良県・洞川(どろがわ)温泉。
修験道の聖地・大峰山の麓にあり、山上にある大峰神社の門前町でもあります。
毎年8月初めには、行者祭りも行われ、山伏姿の人々が大勢集まってきます。

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▲木造の渋い旅館が並ぶ温泉街

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温泉街の入口にいる、蓮くん。

洞川温泉の宿はとてもいい雰囲気なのですが、
意外に格式が高く、1泊1万数千円円以上するだけでなく、
一人泊は受け付けてくれないところも多いので、
今まで泊まったことはありませんでした。
(今年行ったときは、そんな高級旅館に小学生の団体が分宿してました)

ところが! 素泊まりで5000円以下という宿を発見。
中華料理店の2階にある、「プチホテルSHOBU」です。

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温泉街の奥のほうにあります。
プチホテルというにはあまりにもフツーの外観です。
受け付けは1階の中華料理屋さんにて。

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▲部屋は2つ。8畳+板の間にバス、トイレ付。
2面が窓で明るく、板の間には物干しや小さなテーブルもあって
とても使い勝手がよいです。
TV、湯沸しポット、WiFiあり。浴衣とタオルは廊下に置いてあります。

素泊まり4860円(税込)で夕食は1階の中華料理店で食べました。
ビールも頼んで2200円。
朝食は頼んでないのに、サービスでお弁当を作って
前日夜に渡してくれました。
1階の食堂で食べ放題の夕食付きだと、1泊2食で9180円
1人泊でも料金が一緒なのがありがたいです。

ここの食堂、地元の人にも人気のようで、
私が泊まったときもテーブルがほとんど埋まっていました。

高原にあって涼しいので、真夏でもクーラーいらずでした。

洞川温泉には、ゲストハウスもありました。

温泉街から少し離れた静かな住宅地にあります。
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▲ブックカフェもあります。

ドミトリー式のゲストハウスではなく、グループごとの個室なので、
相部屋が苦手な人でも安心。
素泊4200~4900円で朝食は無料。
共有スペースが広くてなかなか快適そうでした。

ただし、どちらも洞川温泉の独特な雰囲気を味わうにはちょっと違うかな。
やはり、一度は「角甚」とか「紀の國屋甚八」とか「花屋徳兵衛」とかにも
泊まってみたいものです。小学生にはもったいない!

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▲「角甚」(宿泊サイトから借用)

安宿シリーズ、不定期に続きます。