実家の千葉と福島の家を往復する日々です。
先日、その途中で所要があり、那須に寄り道。
気になる温泉に入ってきました。
老松温泉旅館」です。

イメージ 1
▲那須街道(県道17号)を湯本に向かって登っていく途中、湯本のすぐ手前の右手に「老松温泉旅館」 の看板があり、そこを進みます。
右手が自宅で左手が旅館ですが、もう宿泊は受け付けてないとのこと。
日帰り入浴のみ。500円。

イメージ 2
相変わらず廃屋状態
数年前に来て以来ですが、温泉仲間の情報で、
もうすぐ廃業するらしいとのことで久しぶりに来て見ました。

イメージ 3
左手の建物を入って階段を下りたところ。この先が男女別の浴室です。
このへんはかなりマトモな一画。

イメージ 4
湯は加温掛け流し。
湯船は2つあるのですが、加温しているので灯油代の節約のためか、
1つ分しか湯が入れられていません。
泉質は硫黄泉です。すぐ上にある鹿の湯と違って酸性ではなく中性です。
高雄温泉と同じ感じ。平日の午前中なので誰もいないかと思いきや、なんと先客あり。毎日のように来る常連さんでした。
ここの湯が好きで他へ行く気がしないとのこと。廃業になったら困りますね。
常連さんによると、ここに来るのは、やはり温泉マニアのような人ばかりだそうです。
もっと、普通の人が来てくれればいいのですが、すぐ上に鹿の湯や高雄温泉もあるので、とても太刀打ちできません。


イメージ 5
温泉分析表がなかったので詳細は不明ですが、
カルシウム分も多く含まれているようです。
もうもう少し、館内をきれいにすればなんとかなりそうな気もするのですが、
ご主人は「早くやめたいんだけどね」とのこと。
噂によると、廃業手続きするために税金などを支払う必要があり、
それらを滞納しているので手続きができないのだとかなんとか。
いずれにしても、先は長くないようです。


イメージ 6
館内探索。数年前に来たときはまだ湯治宿として宿泊客もいたのですが、
現在は日帰り入浴のみ。館内はほとんど廃屋といっても過言はありません。
スリッパなしではとても歩けません。

イメージ 7
紅葉はちょうどよかったのですが、天気はイマイチで残念。