昭文社の「ツーリングマップル メールマガジン」で、私の温泉の連載が始まりました!
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 発行:株式会社 昭文社  ツーリングマップル メールマガジン編集室
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【カレーも湯も絶品!札幌市民自慢の温泉】豊平峡温泉(北海道)
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▲豊平峡温泉で語らう、松田先生と賀曽利氏

 ライダーの憧れ、北海道。この夏、北海道ツーリングを予定している人も多い
ことと思います。北海道は温泉もたくさんあって、いいですよねえ。
 じつは宿泊施設のある温泉地の数では全国一なんです。知床やニセコ、登別や糠平などなど、どこもいいですね。

 でもでも、大都会札幌の郊外にも穴場の温泉があるんです。
 「せっかく北の大地に来たんだから、札幌なんて都会に寄っていられないよ!」という気持ちもわかりますが、知っておいて損はありません。

 穴場といっても、旅人にあまり知られてないだけで、地元ではかなり有名です。

 札幌市内の大温泉地・定山渓温泉からさらに西へ5分ほど、何もない山間に佇
む日帰り入浴施設の「豊平峡(ほうへいきょう)温泉です。あれー、ツーリングマップル北海道には「オートキャンプ場あり」としかコメントがありませんね…。

豊平峡温泉」といえば、札幌市民は「カレー」を連想するほど、併設食堂の
カレー&ナンが大人気です。
 オーナーのお父さんが経営していた札幌市内のイ
ンド料理店が閉店した際、インド人の従業員たちをこちらの施設に移して食堂
でカレーを出したのが始まりだそうですが、こんなに流行るとは思わなかった
でしょうね。
 あまりの人気に、「タンドール号」という車で札幌市内で移動販
売もしています。なお、現在働いているのはネパールの方だそうです。
インド人よりよく働くんだとのこと。ちなみに、それぞれの国を旅すると実感できます
が、アグレッシブな北インドに疲れ、癒しを求めてネパールへ行く旅人は多い
んですよ…、余談でした。
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▲ネパール人のシェフ

ここは「温泉教授」で有名な、札幌国際大学教授・松田忠徳先生の、お気に入
り温泉でもあります。数年前、幻の雑誌(!)『ツーリングマップルマガジン
の温泉取材で、賀曽利氏と松田先生の対談があり、私がまとめ役として札幌
市内にある松田先生の自宅に伺ったことがありました。書斎で4時間ほど話を
聞いたあと、「続きは温泉にでも入って」という、松田先生の提案で近くの豊
平峡温泉に移動、名物のカレーと源泉かけ流しの温泉を堪能しました。

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▲アクションも大きい松田先生(左)。

カレーもナンもかなりのレベルで、温泉より食堂目当てで来る客も多いらしく、
24時の閉館までお客が途絶えず。また、温泉といえば客の年齢層が高いのが普
通なのに、若い人が多かったのも印象的でした。

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温泉も、さすが温泉教授が絶賛するだけあって絶品です。3カ所ある広大な露
天風呂も内風呂も、すべて源泉100%掛け流しなのはもちろん、豊富な源泉を
そのまま浴槽の底から注いでいるので、空気に一切触れていないという、超新
鮮な状態です。加温も加水も消毒循環、一切なし
。薄く濁ったぬめりのある湯
で、泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。いわゆる重曹泉
ですが、鉄分やアンモニウム、マグネシウム、メタ珪酸ほか、多種類の成分が
溶け込んでいます。
 成分量も多いため、内湯の床はカルシウム分が固まって造りだした、棚田状の析出物が複雑な模様を描き出しています。床を歩くと痛いのなんのって。
一種の足裏健康法かも? 露天風呂のロケーションも素晴らしく、
入浴料が1000円と少々高めでもオトク感は高いです。

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▲冬の豊平峡温泉。露天風呂がライトアップされて美しい

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▲床が棚田状

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そこまではよかったのですが、風呂から上がっても先生の独演は延々と続き、
結局は閉館の24時近くまで及んだのでした。閉館時間がなければ、きっと朝ま
で続いたに違いありません。あの賀曽利氏に話す隙を与えなかった松田先生恐
るべしです。お元気でいらっしゃいますでしょうか?

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ということで、豊平峡の思い出は松田先生とともにあるワタクシです。みなさ
んも、極上の湯とカレーを堪能しに、ぜひ「豊平峡温泉」へ!

豊平峡温泉 公式HP
http://c.bme.jp/35/3/12059/608474