福島原発被災地への給餌活動報告です。
備忘録なので、興味のない方はスルーしてください。

今週、3度目の浪江町です。
こんなに通っている私っていったい…。
今回はいつもの給餌活動。福島の自宅からではなく、千葉の実家から往復です。
高速道路も通っているので、福島の家から往復するのとそんなに変わらない感じ。福島って広いですから、中通りの会津寄りの我が家から浜通りの北部に行くのって、けっこう遠いんです。

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▲某下宿屋に取り付けた特製給餌器、無事でした。家にあった材料で作ったので、製作費ゼロ。我ながらスバラシイ

 このところ、暗視カメラを駆使して、野生動物しか来てない給餌ポイントは撤退しています。遠くて怪しいポイントからチェックし、4ケ所、減らすことに成功。
今回も、20日に行ってくれたTOKUさんチームが仕掛けてくれた2台のカメラをチェックです。

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▲Hさん宅。月曜日にTOKUさんチームが仕掛けたカメラの画像を確認したら、昼間はカラス、夜はアライグマと疥癬のタヌキ。猫は1回だけ姿を見せました。なので継続です。とりあえずカラス対策だけして、またカメラを掛けます。
カラスは黄色がキライだそうで、カラス除けの紐を張ります。
トラロープも有効との話もあったので、ダブルで張ります。
アライグマはどうしたら撃退できるのかな。

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▲動くものに反応して撮影してくれます。

 もう1ケ所、Mさん宅のカメラは残念ながら2日目にガムテープが剥がれて落ちていました。なので、今回もまた同じ場所に仕掛けてきました。

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▲M野さん宅。今回の同行者は、千葉のMKさん。動物保護活動のほか、中学校のソフトテニスの指導をしたり、週末はボランティア三昧。


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▲帰還困難区域。この足跡は猫ではないですね

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▲帰還困難区域。補修しながら給餌

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▲とりあえず、カラス対策

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▲さすがに帰還困難区域だけあって、すごい値です

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▲O田式給餌器にも補充します

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▲軒下にも入れます。この家もカメラを仕掛けたいところ

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シャガの花。もう初夏?

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▲カラシ菜の花。蕨もいっぱい生えてました

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浪江町民Aさん。ずっと動物保護活動を続けていて、浪江町の自宅を犬猫シェルターにしています。犬16頭、猫68匹がここで暮らしています。そのほか、町内の猫をTNRしたり、給餌を続けたり。避難先の郡山から毎日、ここへ通ってきます。
こんな方がもう少し増えるといいんですが、ボランティアのほとんどが福島県外というのが現実です。私も福島県民歴10年。もともとは東京生まれ・東京育ち。

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▲国道6号線から見える、福島第一原発。今回はMKさんの車で運転もしてもらったので、ラクチンでした。

今回、Aさんにお聞きした、アライグマ撃退作戦。給餌ポイントに来ているアライグマを捕獲器で捕まえ、そのポイントから離れた場所に放すというやり方です。カメラを仕掛けて、アライグマがいなくなるまでくり返せば、猫が寄ってこれるということです。
まさに目からウロコ。今まではターゲットの猫を捕獲するために捕獲器を使い、アライグマなどが入ったら、その場でリリースしていましたが、逆転の発想です。
殺すわけじゃないので、心の負担も少ないし、今度、試してみるつもり。

少しずつ。着実に、できることをがんばります。