備忘録です。
 11月22日、いわき市主催のスタディツアーに参加してきました。
 
 いつも給餌で行っている場所ですが、津波被災者の方の話も聞けるというし、改めて説明を聞くいい機会と思いまして。参加料も無料です(食事代は実費)。

ツアー概要

実施日募集期間募集人数最小催行人数参加費用申込み期限視察先
平成26年6月~平成27年3月まで
毎月第1・第2・第3・第4土曜日、1月の第5土曜日の月4回を予定
(12月の第4土曜日、1月の第1土曜日は催行しません)
第3回/平成27年1月~3月
25名・中型貸切バス使用
※先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。
各日程とも5名
※5名に満たないコースは、ツアーを中止する場合があります。予めご了承ください。
無料(昼食代・飲み物代・施設の入場料・体験費用などは個人負担となります)
※見学費用が必要となるコースがありますので、日程表など詳細をご確認ください。
団体/個人共に各出発日の前々日の17時30分まで
※定休日(土・日・祝日)の受付は行いません。
<薄磯・久之浜(うすいそ・ひさのはま)コース>
12月20日(土)、1月10日(土)、
2月7日(土)、3月7日(土)に催行
<岩間・薄磯(いわま・うすいそ)コース>
1月24日(土)、2月21日(土)、3月21日(土)に催行
<久之浜・北(ひさのはま・きた)コース>
12月22日(月)、1月17日(土)、1月31日(土)、
2月14日(土)、2月28日(土)、
3月14日(土)、3月28日(土)に催行
<薄磯・火力(うすいそ・かりょく)コース>
1月13日(火)に催行
<薄磯・日産(うすいそ・にっさん)コース>
2月9日(月)に催行

 
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 いわき駅前をスタート。総勢23名+4名(バスに乗れなかったのでマイカーで参加)。私達以外の福島県民は県外からいわき市に来た2人だけ。名古屋、石川ほか遠方からの参加者が多かったです。マレーシアからの留学生も。福島県の人も自分で来られる距離ではあるけれど、ただ何気なく来るのと、説明を聞きながら回るのでは全然違うんだけどなあ。
 
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津波被害の酷かった久之浜地区にある、復興商店街「浜風商店街」へ。
資料コーナーで説明を聞きます。
 
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浜風商店街は久ノ浜小学校の敷地にあります。
小学校の校庭ではごらんのとおり子供たちが野球をしていました。
「福島では子供が外で遊べない」と見てもいないのに県外の人が言ってますが、そんなことありませんから。ちゃんと来て見て現状を知ってほしいです。
 
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埼玉県飯能市からは子供たちが見学に来ていました。
 
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道の駅よつくら港にあった寄せ書き。ここで昼食タイムです。
 
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午後は楢葉町の天神岬公園へ。海沿いは除染物質の仮置き場です。奥に見える煙突は廣野火力発電所。復興拠点のJビレッジもそこにあります。ちょうど第一原発から20㎞地点。今いる、この天神岬公園は15㎞くらい? 
 
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天神岬公園。はるか洋上には風力発電施設が浮いています。
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警戒区域だったとき、ここのトイレにも給餌に通っていました。
今はすっかりキレイになって使用可能状態です。
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何度も来ている、JR富岡駅。いつも給餌途中だからゆっくりできなかったけれど
 
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駅の向こうで何やら工事が始まってました。
 
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駅の南側。津波で流された家が道路に置き去りにされたまま。
JR富岡駅周辺、このまま現状保存して震災遺構として残せばいいと思うのですが、住民の意向で難しいとのこと。先日も、津波で被災した豊間中学校の取り壊しが住民の意向により決定しました。
 
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津波の爪痕がそのまま残っています
 
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地震のときから時計は止まったまま
 
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津波被害の酷かった久ノ浜地区へ。周囲は全部流されたのに、ここだけ奇跡的に残ったという、秋葉神社。津波の被害者さんが語り部として当時の体験を話してくれました。
 
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当時の久ノ浜の漁港。今はすっかり片付いていました。
 
いろいろと参考になったツアーでしたが、楢葉にやっとできたセブンイレブンが24時間営業ではないこととか、楢葉町役場にできた復興商店街「ここなら商店街」の話とか、もう少し説明があってもよかったかなと思いました。私もガイドができるかも。