10月18日(土)、長野県松本市の「楽蔵カフェ ぴあの」で、福島と原発被災地のペットレスキューの話をさせていただきました。
会場は喫茶店の1階なのでスペースも小さく、来場者も10数名でしたが、獣医さんや動物愛護団体でボランティアをされている方なども来てくれて、熱心に聞いてくださいました。
 
 
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「楽蔵ぴあの」では定期的にいろいろなイベントをやっています。
写真を取り忘れましたが、古い蔵を利用したお店はなかなか素敵です。
松本マダムたちがお茶を楽しんでいましたよ。
 
そんな喫茶店の1階を利用しての報告会。
もっと見やすく、わかりやすく伝えなければ、と課題を残しつつも、手ごたえも感じました。今後も、この規模の報告会を地道にやっていきたいと思います。
震災直後からのペットレスキューのことだけじゃなく、震災から今まで福島では何が起こっているのか、福島の真実を住民目線でお伝えします。
 
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 大勢の前だと緊張しますが、マイクを使わずとも声が届く小さな会場ならなんとか話せました。
 これは、我が家の地割れ状況。福島は津波や原発事故ばかりクローズアップされているけど、地震の被害も相当なもので、中通りの町はかなりやられたんですよ。我が家も傾いて大規模半壊しました。両隣の村では、ダム決壊や山崩れでどちらも10名近くの方が亡くなりました。
 
 
 
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楽蔵ぴあの」の元子ママと。明るくて素敵な方でした。なんか、私と似ている?
 
松本のお話会のあとは、主催者の方の山荘に泊めていただきました。
主催者の方というのは、以前、仕事させていただいていた、オフロードバイク雑誌「BACK OFF」の編集長。大学の先輩でもあります。東京での編集職を辞めて松本へ本拠を移して、自分で事業をやっています。その頃、編集部員だったK氏も、長野市に移住していて、この日も来てくれました。
 
 東京の編集部で夜中も作業していた90年代。バイクの仕事で全国あちこち行かせていただき、忙しかったけど楽しい時間を過ごさせてもらいました。
 全国の林道を調査して回ったこともあったなあ。実を言うと、その頃、調査した林道を、ペットレスキューで福島の警戒区域にゲリラ侵入する際にずいぶん利用させてもらいました。趣味が意外なところで役に立ちましたねえ。
 
報告会翌日、上田市郊外に住む友人に数年ぶりに会いに行きました。
動物保護関係ではなく、仕事を通じて知り合った方なのですが、最近は崩壊したブリーダーから犬を引き取って飼ってくれているとのこと。こうした意識を持ってくれる人が増えるのは、うれしいです。
 
 
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ルイちゃん。狂犬病やワクチンを自分たちで打って摘発されたブリーダーから引き取ってきた子。
 
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こちらは最近やってきた、デルちゃん。軽井沢のブリーダー崩壊現場から来た子です。現場はひどい状況で臭いもすごかったそうです。救い出してくれてありがとう。ブリーダーは「まだ売れるから」となかなか所有権を放棄しなかったそうです。命ではなく、商品としか見てないんですね。
 
 福島の被災地だけじゃなく、こうしたブリーダー崩壊や地域猫問題も大変です。動物好きな人が少しでも行動すれば改善されるのになあ。
 
【今回の報告会で寄付をいただきました】
寄付金 7000円 + チャリティグッズ売り上げ 6300円=(合計)13300円
 
被災地での活動に使わせていただきます。ありがとうございました。