またまた間が空いてしまいました島根の温泉旅シリーズ。もうすぐ終わります。
 今回の島根温泉旅のメインは鳥取県・皆生温泉で開催される日本温泉地域学会の研究発表大会に参加するためでした。
 
 しかも、我れらが温泉ライターの西村りえさんも発表しました。
 研究テーマは「寅さんと温泉」。
 
 温泉津温泉へ行ったのも、寅さんシリーズの舞台になったからです。日本を放浪していた寅さん、温泉津温泉では旅館の番頭さんをしていたんですね。
 実際にロケが行われた旅館も訪ねてきましたよ。
 
 
 映画やTVドラマも、舞台となる温泉を意識しながら見るとまた違った楽しみができますね。
 そういえば、最近、号泣議員のおかげで城崎温泉(兵庫県)が注目されているとか。城崎温泉、私も大好きで毎年行っていますが、あの方はいったい、何しに行ってたのでしょうねえ。
 参考までに、日本温泉地域学会が開催された皆生温泉は、ある意味でなかなか貴重な温泉地でした。雄琴か皆生かって感じ? おじさん会員が「夜は女性は出ないほうがいいよ」って言ってましたが、おばさんなので大丈夫ですよー。
 
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▲西村りえさんの発表の様子。寅さんシリーズが大好きで全編見ているというりえさん、わかりやすい内容でした。
 
とまあ、無事に日本温泉地域学会を終えて、またまた島根へ戻りました。
さて、今日はどこに泊まろうかと「ツーリングマップル中国四国」をパラパラと見ていたら、「宿泊もできる博物館」というのがありました。しかも、「佐白温泉・長者の湯」という温泉施設が隣接しています。目的地の出雲湯村温泉にも近いし。
 
ということで、博物館に泊まることに。さすが、ツーリングマップル、情報量が豊富です(自画自賛→ワタクシは関西担当です)。中国四国担当の博多さ~ん、役に立てていますよ~
 
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▲これが宿泊もできる「奥出雲多根自然博物館」。宇宙の進化と生命の歴史がテーマで、恐竜の化石や鉱物などが多数展示されています。入場料500円ですが宿泊客は無料で見学できるうえ、夜9時まで見学可能&クイズラリーも楽しめます(賞品付)。
 
 なんでも、この集落出身の実業家、「パリーミキ」の創業者一族が造ったのだそうです。田舎の集落なのに、パリーミキの店があったのはそういうわけなんですね。
1泊朝食込みで4600円。HPによるとトホダー・チャリダー・ライダープランなるものもあるようです。
 
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▲最上階のレストランから見た風景。大きな建物が「長者の湯」。博物館に宿泊すれば無料で入れます。
 
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▲ph9.8、ヌルヌル系のアルカリ単純泉。露天風呂もあります。
 
 
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 翌日は、近くの出雲湯村温泉へ。奈良時代から続くといわれる古い温泉ですが、斐伊川沿いに老舗の「湯の上館」と古民家をリニューアルした「オーベルジュ雲南」、国民宿舎という三者三様の宿、そして共同湯が1軒という小さな温泉地です。
 
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▲左が「湯の上館」、右が共同湯
 
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▲「湯の上館」は1日2組限定
 
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▲なんと! 川原には足元湧出の湯船があります。ぬるめですが十分入れます。脱衣所などはなく周囲からも丸見え
 
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マンホールは龍が温泉に入っている柄。何かいわれがあるのか?
 
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▲共同湯(300円)は男女別内湯。かなりいい感じ。湯はアルカリ単純泉で適温の源泉がドバドバ掛け流されています。加水加温循環なし。露天風呂もありますが、このときは時間前でまだ湯が入ってませんでした。残念。
 
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▲足湯はまだ湯が入ってませんでした
 
奥出雲、初めて行きましたが、渋い温泉地があるんですね。