6月17日(火)、衆議院第一議員会館まで行ってきました。
 
 「THEペット法塾」が主催する、院内交流集会に出席するためです。
 
 テーマは「被災動物の救済とあるべき法制度
 
 こうした会に参加するのも初めてだし、議員会館に行ったのも初めて。
 福島の被災地で活動する動物ボランティア仲間数名も行くというし、名前だけ知っていても会ったことのない動物愛護活動家やボランティアさんらも来るらしいとのことです。なんと、デヴィ夫人もいらしてました。愛犬家だそうですね。
 
 
イメージ 1
▲受付で通行証をもらいます。セキュリティはかなりしっかりしていました
 
 
イメージ 2
▲動物愛護ドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」の宍戸監督。非常にわかりやすい話をしてくれました。
 
イメージ 3
▲浪江町で被災牛を保護する「希望の牧場」代表の吉沢氏。
 
ほかにも、やはり被災牛を保護している「やまゆりファーム」の方、「猫おばさん」こと南相馬・小高区の被災者・吉田美恵子さん、カメラマン太田氏、獣医師の太田快作氏、高円寺ニャンダラーズの佐藤洋平氏などなど。
 
受付では分厚い資料が配られました。なかなかすごい内容で永久保存版です。
 
 一番、問題になっているのは、緊急災害時動物救援本部に集まった義援金の使い道ですね。震災後、動物のことを気にしてくれた人たちのうち、どこに支援していいかわからない大多数の人が、「公的な機関だから」という安心感で寄付してくれたと思います。その額7億円。現在、2億円が余っているそうです。
 
 5億円の使い道も問題で、とにかく最前線で活動する人たちにはまったく届いていないのが現実です
 
以下、資料からの抜粋
 
「… 現場の動物よりも、要領よく手続きに回った者、行政と関係を持つことを得意とする団体が多額の義捐金を受け、手続きが完了すると現場を引き上げるという構図が認められます」
 
「愛護団体の一部人たちが、繋がれていた犬などの動物を勝手に持ち去ったとの事例や、団体の義捐金取得や寄付金集めに利用された」
 
「牛を保護した人は義捐金交付の対象外とされた」
 
 
 また、環境省が行った、警戒区域内のペット保護は、結局のところ天下りの外郭団体が請け負った事業であり、たった1ケ月活動しただけで保護した実績を造りたかったというもののようです。
 
このへんのことはまた改めて書きますが、やっぱ行政のやることは無駄な印象です。私たち個人ボランティアはすべて自腹なのに対し、こうした外郭団体の保護活動は多額のお金が人間に対して支払われているのです。保護活動に従事した技師の中で多い人には日当44900円が支払われていたそうです。
 
イメージ 4
なんと! 現場の声と意見 ~被災動物救済に関わる人々の声を会場からも
というコーナーに、なぜか「ぽこ&けん」の名前が! 
 「葛尾村レスキュー」とあります。なぜ?? たぶん、参加申し込みをメールでしたのですが、名前のあとにブログのアドレスがあったので、それを見たのでしょう。
そのため、会場で指名され、意見を述べる羽目に…。全然聞いてなかったので、アタフタしてしまいました。
 本当はTOKUさんが話すべきなのに、逃げられてしまい…。
 
とりあえず、葛尾村では3回にわたりTNRをした後、チームを組んで定期的に給餌に回っている現状と、
福島の被災動物のためにボランティアに来てくれるのは、ほとんどが県外の人。もっと福島県民にも意識を持ってもらいたい」という内容の話をしました。
 
 
 
取り急ぎ、参加報告でした。
 
イメージ 5
▲議員会館を出たところで、何やらデモ。反原発デモ? と思ったら「集団敵自衛権行使反対」のデモのようでした。