6月2日、千葉県浦安市にある保護猫カフェ、「キャットラウンジ猫の館ME」さんへ行ってきました。
 
 「保護猫カフェ」とは、ふつうの猫カフェと違って、猫スタッフのほとんどが保護猫で、里親募集を目的としています。
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 「キャットラウンジ猫の館ME」さんには、福島の被災猫を中心に十数匹の猫スタッフがいます。
 
 今回訪れたのは、私が昨年保護した「まさはる」が、なんと卒業するというので、その前に再会したかったからです。
 
 「まさはる」は、昨年5月、みやさんと一緒に保護活動中、第一原発のお膝元、双葉町の給餌ポイント「マサ●スポーツ」で保護した茶トラさん。長毛のイケ猫だったので、保護場所の名前を取って「まさはる」と命名。フクヤマのファンではないですけどね。
 そのときの記事はこちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/pocoyuko2006/55519043.html
 
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▲保護直後の「まさはる」(2013.5.11)
 
 保護後は「にゃんだーガード」のシェルターでお世話になっていましたが、震災後に人間のいない町で育った生粋の野良猫のためまったく人慣れせず、フーシャーでした。ところが、「猫の館ME」に委譲されてからは、少しずつ変わっていき、今ではお客さんの手からオヤツも食べるようになりました。変わるものですねえ。
 
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▲ラウンジでお客さんからオヤツをもらう「まさはる」。私には「シャー」をお見舞いしてくれました。
 
 それだけでもすごいことなのに、なんとこのたび、里親希望者が現れ、トライアルに入るとのこと。
 里親さんは福山雅治の大ファン。名前とイケてる容姿が決めてではなく、とある方がUPしてくれた「まさはる」の写真に「ビビビ!」と来てしまったようです。
 オーナーのOさんの話では、「名前もかなり重要」だそうで、イケてる名前だと注目もされるし、里親さんが改名せずにそのまま使ってくれることが多いそうです。
 そうでしたか…。これからは仮名だからといい加減に付けるのはやめようと思います。「まさはる」も実はテキトーだったんですが、結果オーライですね。
 
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▲まさはる(手前)と仲良しのくるみくん。人馴れしてない同士でケージ生活だったときに友情がはぐくまれたようで、フリーになった今も仲良し。
 
 
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▲「まさはる」の紹介文。兄弟疑惑のある「ふたば」も、私がTOKUさんと一緒に「まさはる」と同じ場所で2週間後に保護した子です。同様にここで猫スタッフとして活躍し、3月に里親さんの元へ。
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▲仲良しの「くるみくん」は世田谷っ子。
 
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▲店長の「サンくん」。店長なので譲渡対象外です。
 
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▲じゅんちゃん。みやさんが保護した子です
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▲ファンくん。ジェイくんというそっくりな兄弟と一緒です。
 
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▲マツコさん。9kgもある巨大猫さんで料亭でご飯をもらって生きていたそうですが、性格は優しくていじめらっ子。後ろは「つんちゃん」
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▲シャムミックスの「がくと」と「まさはる」。
全部紹介しきれないけれど、とにかくありがとうございます。
 
 私は給餌とレスキューしかできないので、「にゃんだーガード」さんや「キャットラウンジ猫の館ME」さんのように、保護後の面倒を見てくださる場所が必要です。ペットレスキュー活動は、保護したあとが大変なのです。私が関わった犬猫たちがこうして幸せを掴めたのも、たくさんの人が関わってくれたから。感謝。
 
 ここのオーナー、ペットシッターでもあるOさんが話してくれた「北風と太陽」のたとえ話が実に深くて心に残りました。
 つまり、「犬猫をペットショップから買わないで!」と声高に言うのではなく、「保護猫という選択肢もありますよ」と伝えるんです。
 
 確かに押しつけがましくなるとそれだけで敬遠されるし、動物保護団体を煙たがる人も出てきますよね。
 
ともかく、「まさはる」、おめでとう。MEさん、ありがとうございました。