遅くなりましたが、5月31日は急遽、葛尾村への給餌レスキューに同行することに。
 
 今回のメンバーその1は、葛尾チームのリーダー、TOKUさん。
 千葉県在住の独身美魔女で、震災以前から地元で保護活動をしていましたが、震災直後からずっと福島にも定期的に通ってペットレスキュー活動をしてくれています。普段は某大手メディアで英語のニュースライターとして活躍しています。私が尊敬する動物愛護活動家の一人です。
 
 メンバーその2は、5月6日にも同行してくれた、千景さん。今年になって千葉県から福島県郡山市に転勤希望を出して移住してきた、薬剤師さん。保健所から引き取った猟犬の「信長」と一緒に住んでいるバツイチ。なんと、過酷な「サハラマラソン」に出場経験のあるランナーです。小柄ながら体力派。
 
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▲篠木牧場のポイントで給餌をする千景さん。
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▲篠木牧場でいつもまっさきに出てくるキジ白。
 
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▲猫の捕獲器です。奥の踏板を踏むと扉が閉まって出られなくなります。
 
 今回のミッションは、給餌拒否になったポイントに食べに来ているのが確認できた猫2匹の保護。キジトラと三毛を両方保護すれば、このポイントは終わりにできます。キツネと狸もカメラに映っていたけれど、もともと野生で生きてきた動物たちなので、申し訳ないけれど野生の状態に戻ってもらいます。まずは2ケ所に捕獲器を設置します。 
 
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▲1度目は餌だけ取られてしまったので、再度設置。すると、目的のキジトラさんが! まだ1歳にならない女の子です。名前はまだ未定。震災後生まれで飼い主はいないので、しばらくしてから里親募集になります。このままTOKUさんシェルターへ。
 
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▲ラブちゃんの家はほとんど毎日飼い主のお父さんが戻ってきています。この日は除染も行われていて賑やかでした。
 
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▲ラブちゃん宅の除染作業計画。
 
 
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▲昨年末は2000人弱が入っていたので、かなり減ったとはいえ、村の全人口に匹敵する除染作業員が入っています。
 
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▲いつも一人でお留守番のトラちゃん。今日はお父さんが来てくれていたのでうれしそう。原発事故さえなければ一人で残されることもなかったのに。ここの家には他に犬も居たのですが、原発事故で家人が避難生活をしている間に餓死してしまったそう。
 
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▲犬4匹が留守を守るお宅。若犬3匹は連れだって散歩中だったようで珍しく姿を見せませんでしたが、老犬はノソノソとお出まし。若犬に遠慮することなくウエットフードを食べていました。いったい何歳なんでしょうか。
 
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▲家老川のポイント。猫4匹は確実にいますが、飼い主さんもちょくちょく戻っているのでドライフードはしっかり食べているようで体格もいいので安心です。いつもこの茶トラくんが真っ先に出てきます。
 
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▲この子も安心です。
 
 
簡単ですが、給餌報告でした。
 今回はTOKUさんがフードを準備してくださいました。
葛尾村では1回につき2.5kgの猫用フードを30袋程度使用します。
 
 また、保護した猫たちの検査そのほか医療費もかかります。ほぼ個人で負担しているので、ご支援を募る場合もありますが、その節はよろしくお願いします。