前日の11月23日に続き、11月24日も福島の原発被災地へ。
 この日は富岡町の帰還困難区域への一時帰宅する方に同行させてもらいました。
一緒に入る、TOKUさん&くにさん組とは当日の朝、待ち合わせます。
 
 TOKUさんは前日、いわき市四倉にある被災動物シェルター、LYSTAさんでお手伝いをしてから、やはり四倉にある「蟹洗温泉」でお泊り。津波で被災し、しばらく休業していましたが、2013年夏に再オープン
 
 ここには宿泊施設もありますが、健康ランドも併設されていて、男女別仮眠室があります。仮眠室は週末だけのオープンですが、土曜日に現地へ行かれる方、ぜひ利用してみてください。大きなお風呂ですっきりできるし、食事処もあるし、仮眠室も広々だったそうです。予約なども必要ないし、割引で2000円ほどで利用できるらしいし、何より被災地まですぐという立地のよさ。関係者の方、利用価値大ですよ。
 
 この日の実働部隊はTOKUさん&くにさん組。私は住民の方の家を掃除することが主なミッションでした。一時帰宅の場合、滞在時間が限られるので、なかなか大掛かりな掃除ができなかったのですが、今回は前日とこの日で3組が入っていたので、余裕がありました。
 
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▲布団が敷きっぱなしだった部屋。天気がよかったので布団を干し、部屋を片付けて、猫の寝床用に買ったキッズハウスを組み立てて設置。もしかして、もともとの部屋よりすっきり片付いたかも? 水も電気もないので、掃除もけっこう大変。
 
 帰還困難区域を出てからは、富岡の解除区域の漏れているポイントを回りました。連携を取りながらの活動は効率的でいい感じです。
 
 富岡町で、久しぶりに松村さんに会いました
松村さんは、第一原発20㎞圏内からずっと避難せずに留まり、牛や犬猫の世話を続けています。2013年3月に避難指示準備区域となって誰でも入れるようになりましたが、人間が住まない町での状況は以前のままです。
 
「おう、まだやっているのか」
 
って、私のことを覚えてくれているようです。
松村さん、牛のための干し草を運んでいました。
 
 富岡町の解除区域、解除されたと言っても、空間線量で5μシーベルト/hという場所もけっこうあります。帰還困難区域よりも高いのです。
 
 今回、同行した被災者さんは、いずれは富岡町で動物保護シェルターをやりたい、と言っています。帰還困難区域の中は難しいでしょうが、解除区域だったら、実現できそうです。被災地の富岡町にシェルターができたら素晴らしいですね。
彼女の夢実現できるよう、微力ながら応援していきたいと思います。