11月23日、見事な秋晴れ!
 福島被災動物ボランティア仲間、影丸さんとSさんが埼玉から来てくれたので、一緒に浪江町避難指示解除準備区域と居住制限区域へ。
 
 浪江の被災者さん宅の倉庫を貸してもらっているので、そこのメンテナンスが主な活動です。
 
 帰還困難区域ではないのですが、事前に浪江町の許可を得て入域します。
 
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▲R114の川俣町と浪江町町境。ここから帰還困難区域になります。この許可証は帰還困難区域用ではないですが、目的の場所へ行くために特別に通行許可されています。
 
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▲見事な青空と紅葉。普通のドライブだったら最高ですが、ここは高線量の浪江町津島地区。帰還困難区域です。除染で出た土を入れた黒い袋が累々と並ぶ風景は異様です
 
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▲倉庫整理中。影丸さんがここのTさん宅の猫を引き取っている関係で、特別に使用許可をもらっています。給餌活動中にフードが足りなくなったらここで補充することができるので、ありがたいです。
 
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▲みやさんが「猪避け」を張り巡らせてましたが、給餌器が倒れてました。中身はまだあったので、イノシシの仕業ではないかも?
 
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▲Tさん宅は除染が終わっていました。大量の黒い袋はどこに持っていくのでしょうか?
 
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▲Tさん宅の庭。大木になったゆずの木にはゆずが鈴成り。柿も異様なほどの豊作です。放射能が関係している?
 
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▲地表の放射線量。かなり高いです
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▲国道6号近くの橋の下で見た子。すぐに逃げずに、ウエットフードを置いたらソロソロ寄ってきました。元気そうです。検問も近いし、誰かに食べ物をもらっているか、餌場があるか。
 
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▲北幾世橋、Eさん宅。2匹の猫が見つかっていません。Eさん一家は北陸に避難しているので給餌をお願いされています。フードは空っぽでした。
 
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▲無人の町。帰還困難区域ではないので住民は出入り自由なのにほとんど無人です。週末なのに…。ところが、ガソリンスタンドが営業していました。びっくり! 
 
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▲とある公民館に、カメラマンO氏製作と思われる給餌器がありました。かなり工夫されていますが、入口が小さくて大人猫は入れないかも? と危惧。 子猫なら大丈夫だけどここまで登れないだろうし。中身を点検したら、一部フードがカビ? 悪くなっている部分を撤去、補充しました。
 
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▲同じ公民館。帰還困難区域の双葉町境に近いので、高線量。5.78μシーベルト/h あります。近くの林の中に白猫がいました。すぐそばにあるHさん宅の飼い猫かも?
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▲Hさん宅。缶詰フードだけはありましたが、ドライは空っぽ。RVボックスを利用した給餌器に補充。
 
 給餌はここまでで時間切れ終了。この日はみやさん&ディアママが入っているし、明日はTOKUさん&くにさんチームが入るので、あとはお任せできます。
 
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▲帰り道はまたも帰還困難区域・浪江町津島を通りました。空間線量でも20μシーベルト/hあります。除染後の廃棄物があったので近づいてみると、50越え! これ、どうするんでしょう?
 
 浪江の山沿い地区の津島は20㎞圏内ではないですが、高線量地区なので2011年8月から特別な許可証がないと入れない地区でした。区域再編で2013年4月1日ようやく帰還困難区域に指定されました。TOKIOのTV番組で使われたDASH村があるところです。
 
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▲津島にある家。久しぶりに寄ってみたら作品が増えていました。
 
↓新しい作品群
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▲英語まで併記されました
 
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▲写真付きのバージョンUP版
 
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▲左に書いてある「蛇」は、おもちゃの蛇が中に置いてありました。
 いろいろ工夫がされているので、毎回楽しみです。この場所は、2013年3月31日までは誰でも入れましたが、帰還困難区域に指定されてからは私もなかなか来れませんでした。現在、許可証を取れば入れますが、出入りはR114の有人ゲートのみ(無人ゲートは開閉できず)なので要注意です。
 
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▲川俣町山木屋地区。除染だらけです。
 
 秋晴れの1日、無事に活動を終えて帰宅。
翌日は富岡町の方の一時帰宅に同行です。
 
本日、見た動物は猫4(サバトラ、シロ、山木屋地区の山中で2)、猿、イノシシ