11日(月)に葛尾村から我が家に来た、セッターのチャッピー、日々状態が悪くなり、15日(金曜日)には食べ物に反応せず、ぐったり。
 
 午後2時、茨城県高萩市にある「アイ動物医療センター」へ連れていきました。
 ここはいわき市にある被災動物シェルター、LYSTAさんが利用しているところで、今回もLYSTAの代表、りえさんが紹介してくれ、ボランティアさんと一緒に来てくださいました。ちょうど、クウの通院もあったそうで、久しぶりにクウちゃんにも会えました。
 葛尾村のTNRチームのリーダーで、チャッピーをずっと見守ってきたTOKUさんも、千葉から駆けつけてくれました。
 
 
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▲「アイ動物医療センター」は高度医療にも対応している、動物のための総合病院です。スタッフもきびきび、素晴らしい。信頼できます。
 
 先生の見立ては、消化器系の悪性リンパ種で、腫瘍が大きくなっているので食べ物が胃や腸を通過できずに吐いてしまっているということです。フィラリア検査も要請で心臓まで来ている、と。抗がん剤に反応するかどうかもやってみないとわからないとのこと。
 5日前の血液検査と比べると、赤血球の数が半減以下。ひどい貧血状態で、このままだと危険との判断です。正直なところ、抗がん剤治療をしても余命は短いということでした。
 
 とりあえずは先生に託しました。少しでもチャッピーが元気になれば、TOKUさんが自宅に引き取って最期を看取る、と言ってくれました。
 
 でも、もしかしたら、本当の飼い主さん(原発立地・双葉町の被災者)が最期くらいは一緒にいたいかもしれない、と預かり主である葛尾村のMさん経由で連絡を取ってもらったのですが、いまだTOKUさんに連絡はないそうです。
 
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チャッピーを病院に託したあと、外に出てみたら、ダブルの虹が!
 
 
チャッピー、その後。
 
 チャッピーはおととい、容態が急変。先生がいわきのLYSTAさんまでチャッピーを移送してくれましたが、21日、本日の朝早くに眠るように亡くなったとのこと。病院でさみしく逝かないでよかった。LYSTAさん、看取っていただき、
ありがとうございます。
 
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▲チャッピー@天栄村 2013.11.12