先週、昭文社にて「ツーリングマップル」の全体ミーティングがありました。
 
 ミーティングは1年に1度、5月末から6月始めの時期に、全7エリアの担当者が一堂に会してその年の取材などについて半日かけて行われます(夜は懇親会)。私を含む地方在住の取材担当者もいるので、全員が揃う機会はなかなかないので貴重な場です。
 
(3月末には忘年度会と称する打ち上げ会もあります。そのときは昭文社の関係者やツーリングマップル製作に関わるプロダクション、デザイナーさんやカメラマンも集まります。実走取材だけじゃなく、たくさんの人が関わってくれているんだなあ、と実感)
 
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▲打ち合わせの様子。一番元気なのは、やっぱり東北担当の賀曽利さん。7エリアのうち、女性は私と九州担当の坂口まさえさんの2名。
 
 ということで、今年もツーリングマップルの取材で走りまわる予定です。おそらく車両はホンダになりそうなので、クロスカブを使いたいなあ、とリクエスト中。
 
 さてさて、毎年私が一人で勝手に決めている「ツーリングマップル表紙大賞」ですが、関係者の間では発表済ですが、改めて紹介します。
 
まずは、通常版。
以下7冊のうち、栄えある「2013表紙大賞」は…、
 
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「中国・四国」です! 
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▲撮影地は佐多岬
 風車と道路のカーブ具合、青空の配置がGOODです。タイトルカラーとバイクの色が合っているのも決め手でした。北海道のサロベツ原野から見た利尻富士もかなりよかったし、中部の臨場感溢れるアングルもよかったです。我が関西は、ライダーの体型とウエアの色がイマイチでした。
 
 カメラマンは大阪在住の治武靖明氏。モデルは取材担当の博多氏。博多氏は国際レース出場経験豊富なラリーストで、パリダカにも二輪で出場、見事完走を果たしています。
 
 さて、お次はR版。雨に濡れても大丈夫な耐水紙を使っているので高価ですが、通常版に比べて文字が大きくて見やすいので、けっこう売れているようです。
 
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▲撮影地はサロベツ原野。裏表紙のオホーツクの朝焼けも美しいですね。モデルは普通は取材担当者と同じなのですが、北海道は担当者がカメラマンでビジュアル的に難あり(本人談)なので、毎年モデルとなる人が広報車両に乗って北海道に行くことになっています。
今年のモデルはツーリングマップルの編集制作を請け負う(有)フィネスの社長、清水聖児氏。関東甲信越の初代実走担当者でもあります。
 
 
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▲東北編はわれらが賀曽利隆氏。撮影地は下北半島・尻矢崎灯台。ヘルメットがなんかずれている気もしますが、灯台の白と青空がいいですね。裏表紙も下北半島、津軽半島の風景。最果て感が漂います。
 
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▲関東甲信越の撮影地は箱根・湖尻峠。白い雲が浮かぶ夏の空と緑の草原が、いかにも夏! ですね。裏表紙は奥日光・湯の湖。モデルは取材担当者の中村総一郎氏。旅行書を手掛ける編集プロダクション・フィネス所属で、ツーリングマップルには長年関わっています。
 
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▲中部北陸は聖地研究家でもある内田一成氏。毎年BMWと決まっています。撮影地は木曽から伊那にかけての峠。逆光気味の緑と、ヘルメットとバイクに当たる光の加減が素晴らしいです。裏表紙は八ヶ岳周辺の明るい高原風景。
 
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▲私の関西です。表紙は普通なら通らない、何の変哲もない東吉野村の舗装林道。木漏れ日がいい感じです。カメラマンの腕ですねー。余談ですが、このヘルメット、なかなか気に入ってます! 裏表紙は由良町の海、明日香村、曽爾高原、南紀です。
 
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▲撮影地は五色台スカイライン。国際ラリースト・博多氏にKTMがバッチリです。裏表紙も瀬戸内海。
 
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▲九州は今年は古山里美嬢がモデルです。休刊してしまいましたが、オフロードバイク雑誌「BACK OFF」の編集部員を経て日本一周ツーリングほか、海外ツーリング経験も豊富なライダーです。撮影地は旧国鉄宮原線の廃線跡・幸野川橋梁。裏表紙も阿蘇周辺です。
 
以上、R版の7エリアの解説でした。
このうち、R版の表紙大賞は、東北編です!
賀曽利さん、カメラマンの巣山さん、おめでとうございます!