先週の土曜日、浪江町の帰還困難区域以外へ給餌に行ってきました。5月2日以来なので、2週間以上ぶりです。今回は「にゃんだーガード」のTNR隊長、TOKUさんと一緒です。前回一緒だった「みやさん」はF町へ入ってました。埼玉から毎週、ありがたいことです。
 浪江町の大半は警戒区域が解除されたので許可証なしで誰でも入れますが、一応ゲートがあって、車のナンバーをチェックされます。
 
 シェルターの保護枠が少ないのと、ここは解除区域なので帰還困難区域の保護を優先するため、今回は給餌のみで保護はなし。
 
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▲国道6号線沿い、南相馬小高区は津波被害がそのまま
 
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南相馬の国道6号線沿いのコンビニがこの日、再オープン。南相馬は原町区を中心に、だんだんと、活気を取り戻しています。小高区も少しずつ復興していってほしいですが、まだまだ時間はかかりそうです
 
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▲「にゃんだーガード」のTNR隊長、TOKUさん。RVボックスを利用した給餌箱にフードを入れていきます
 
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▲とある給餌ポイント。まだまだ見つかっていないペットがいます。フードさえあればどこかで生きている可能性が高いので、継続的な給餌活動は大切です
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▲原発周辺の町には「下宿」がいくつもあります。1泊2食3500円などという破格の値段です。原発の定期検査などで全国を回る「原発ジプシー」の方々が利用しておたようです。
 
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▲浪江町立野某所。栄養状態は良好の様子。食べ物にありつけていれば、ここで暮らすのも悪くはないのかなあ、と思ってしまいます。
 
 浪江の解除区域の滞在時間は9時~15時となっているので、ギリギリまで活動し、帰りに飯舘村へ。前回のTNRのときに知り合ったお宅を訪問。住民の方が世話に通っているので、私たちは様子を見たりフード支援をするだけですが、定期的に回っているボランティアさんもたくさんいます。
 
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▲飯舘村には犬猫を家に残して避難している住民が多いです
 
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▲ここのお宅は犬5匹猫4匹いるそうですが、「チームぼんぼん」の方々がすべて避妊去勢してくれたとのこと。家主のおばあさんが2日おきくらいに通ってきます。ここへも不定期ですがフード支援しています
 
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▲TNRのときに見かけて気になっていた三毛猫。まったり過ごしてました
 
 三春町にシェルターがある「にゃんだーガード」では、平日のボランティアさんを大募集。平日のボランティアさんが少ないので、私も平日で時間が取れるときはシェルターを手伝います。なので、給餌活動はどうしても週末中心になってしまいますが、給餌に行けるメンバーが少ないのがまた悩みの種。当初は給餌レスキューに来ていた人たちも、どんどん少なくなって、今では数えるほど。震災後2年も経つと関心も薄れてくるんでしょうか。
 
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▲犬の散歩をするスタッフ。ボランティアが少ないときは2匹一緒に散歩することも。
※以下、「にゃんだーガード」のぶたまる隊長より。
 
「にゃんだーガード」と交流があり協力しあっている動物保護団体は、「犬猫救済の輪」、「高円寺ニャンダラーズ」、「アニマルエイド」、「にゃんこハウス」の4つで、そこ以外との関係はありません。