５月３日、大雨の中、浪江町南津島へ。
本日は給餌ではなく（ついでに少しやりましたが）、原発から31㎞地点、浪江町南津島地区で避難せずに残っているＫさん宅へ。
ちょうどソメイヨシノが満開なので、花見においでと誘われたのです。
昨日、南会津で散りかけだったので、それ以上に遅いんですね。
▲メンバーはぽこ＆けんいち、ひろみちゃん＆猪苗代にシェルターを持つＮＰＯ団体、ＪＣＮ（ジャパンキャットネットワーク）の面々。ＪＣＮは津島をメインに保護活動をしているので、Ｋさんには以前から協力してもらったりと親交があります。
この日のメンバーは代表のスーザン（アメリカ）をはじめ、日系三世のハワード（カナダ）、日本のアニメ大好きなカミラ（アルゼンチン）、イケメン・ニコラス（コロンビア）、筑波からジェニー（イギリス）夫妻も参加。前回にもましてインターナショナルな集いとなりました。
こんな津島の山奥のさみしい一軒家に、こんな国際的な面々が集まるなんて、震災がなかったら実現しなかったことでしょうね。
Ｋさん、英語はまったくできないのですが、日本語のできない人ともちゃんとコミュニケーションとれていましたよ。
このＫさん、船引の会社に嘱託で勤めていますが、家族は二本松に避難しても、「家を守らなくちゃ」ということで、一人で自宅に残っています。他の住民が全員避難しているのに、一人だけ残るのは放射能汚染の心配以上に、近隣の人との軋轢などはないのでしょうか。右へ習えの村社会では相当な強い気持ちが必要な気がします。放射能汚染については、
「大学の先生から、ここに住んでも大丈夫ってお墨付きをもらったし、大丈夫だっぺし。内部被爆検査もしてもらったけど、0.4だったから平気だよ」
とのこと。しかも、
「去年は誰も山菜やキノコを採らないから、俺が全部食べてやった」
うーん。津島は特に放射線量が高いのですけど。
この日もタラノメの天ぷらが大量に出てきて、一同、顔を見合わせました。
「大丈夫だっぺし。津島のタラノメじゃないっから。二本松で採ったやつだー」
えーっと。二本松も中通りでは一番くらい高いのですけどー。といっても、しっかりいただきましたよ。
Ｋさん、飼い犬のマリ＆チビを放し飼いにしています。Ｋさん、昼間はいないですが、夜は戻ってるし、ちゃんとご飯もあげています。なので、国道３９９号と国道４５９の交差点付近で放浪犬を見かけても、Ｋさんの犬ですので、保護などしないようにお願いします。