いよいよ、インドにやってきました。
 
インドはあまりにも多様な民族、宗教、文化、習慣があって、見どころも多く、旅人を引き付ける魅力にあふれた国です。
 
10月に入国して、周辺のネパール、ブータン、バングラデシュ、なども含め、出国が3月と、5ヶ月滞在しましたが、まだまだ、見足りないくらいでした。
 
ということで、インドは何回かに分けて記録をアップしていきます。
 
今回はインド北部のアムリトサル、ダラムサラ、レー、デリー、ジャイプール、アグラ、リシケシュ、バナラシまでの記録です。
 
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▲インドに入国し、このアムリトサルの街までバイクで走って来るなか、なんとも言えない解放感と安心感を味わいました。こうして写真を見ると日本と全く違う風景なのですが、他の遠い世界の国々を走り回った後だからでしょうか、ああ、アジアへ帰ってきたなぁ。もう、ここまで来れば大丈夫だ、と思いました。
 ちなみに、インド=ターバンというイメージが日本にありますが、ターバンを巻いているのはシーク教徒、インドの人口のたった2%の人々。インド国内でバイク運転時ヘルメット着用が免除されているのは有名ですが、イギリスでも免除されているそうです。
 
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▲ダラムサラにバイクを置いて空路レーに飛びました。この辺りは標高3000m以上あり、10月でも水たまりに氷が張るほど寒かったです。完全にチベット文化圏ですが、これもインドです。
 
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▲イスラム建築の最高峰、タージマハル。インドではイスラム教徒はかなり少数派なんですが、排除せず受容するところがインドっぽいです。
 イランのアルメニア国境付近で暮らすキリスト教徒の方は生活するのがかなり大変そうでした。
 それに比べると、インドのイスラム教徒、仏教徒やジャイナ教徒、拝火教徒、キリスト教徒はのびのびと生活していました。
 
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▲バナラシのガンジス川です。インドには四住期といって、人生を4期に分ける考え方があります。学生期(知識を蓄える時期)、家住期(家族と過ごす時期)、林棲期(静かな環境で修行する時期)、遊行期(定住せず乞食遊行する時期)です。最後の遊行期に該当する方々がこの街で死ぬために、わんさかと来ます。そういう方々用の宿泊施設もあるようです。そして毎日何十体という遺体がガンジス川沿いで火葬され、灰が河を流れて行きます。完全に灰になるまで焼くのは大変なので、不完全なまま、流れ、鳥や犬に食べれている人間の姿を見ることもあります。
 そんなバナラシですが、単に観光で来ているインド人もたくさんいるし、世界中から大勢の観光客も来ます。全て混ざり合って世界でここにしかない独特の街の雰囲気をかもしだしています。
 
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▲歴史のある古い街なので、細い路地が迷路のように入り組んでいます。松尾さんのワルキューレも、牛も道を譲り合いながらすれ違います。