ぽこです。
 原発エリアでのペットレスキュー活動、ここではあまりUPしませんが、相変わらずと言うか、さらに頑張っています。
 
 12月は19~27日の間、21と24日を除く全日、20㎞圏内へ入って保護活動をしていました。
 
 そのうち、20日に富岡町の夜の森公園近くで保護した三毛猫ちゃんの飼い主さんが見つかりました! 
 
 三毛猫ちゃん、我が家で2日ほど過ごしたあと、静岡の預かりさん宅へ行き、「富岡富子」と名付けられて可愛がられてました。
 
 年が明けてから富岡町役場に連絡し、富子が見つかった場所のすぐ近くの家のSさんへコンタクトを取ってもらい、富子の画像を送って確認してもらったところ、
 
 「うちのカンナちゃんです!」
 
 一時帰宅などで戻ったときに姿は見せてくれるものの、捕まえることができず、毎度餌を置くだけで、あきらめかけていたそうです。
 飼い主でも猫はなかなか手で捕まりません。まして10ヶ月以上も人間と離れてしまった猫は姿を見せることも少なくなります。
 
 私たちは捕獲器を使うので成功率は高いのですが(狙った猫でない場合も多数。カンナちゃんも、ホントは他のガリガリ猫が目的だったのです→ガリガリ猫は後日無事に保護、某団体のシェルターへ)、一般の人はそういう器具は持ってないので、難しいですね。
 
 
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▲我が家でくつろぐ富子(カンナちゃん)。捕獲されたときこそ「シャー!フー!」でしたが、少し経つとすっかり落ち着いてスリスリゴロゴロ。
 
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▲こちらが飼い主のSさんが送ってくれた画像。左が富子(カンナ)ちゃん。右は一緒に飼われてココア(♂)。8月に姿を確認して以来、見かけないとのこと。人懐こいのでどこかの団体に保護されているかもしれません。
 
Sさん宅の周辺は餌場になっていて、いろんなボランティアさんが給餌していたので、富子も痩せておらず、至って健康。Sさんによると「ちょっと太った」とのこと。
 
かくして、富子改めカンナちゃんは無事に郡山市内のアパートでSさん一家と暮らしています。先日、そのお礼にと私にもお菓子が届きました。
 
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▲「お、これは何ニャ?」
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▲「ふーん、アイツの飼い主が見つかったのかニャ。よかったニャ。アイツがずっとここに居ることになったら、出入猫のオレ様の立場がビミョーになるところだったニャ。これで安心ニャ。」
 
※トラ、いつもは餌をたべるとすぐに出ていくのに、富子が居た時は富子の前に座ってじぃ~っと観察していました
 
 
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▲「でも、たまには遊びにきてもいいニャ。今から考えると、けっこうカワイイコだったニャ。原発で苦労したらしいニャ」
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▲ということで、飼い主のみなさん、あきらめないことニャ。オレ様も応援してるニャ。
 
 そういうトラも、4年前に突然ひょっこりと隣家の縁側に現れた猫です。そのまま居ついて現在に至ってますが、もとの飼い主は不明です。ひとなつこかったので、飼い猫だったとは思いますが、捨てられたのかも。