ぽこです。
昨日、福島も初雪でした。
11月から動物保護活動にちょっと力を入れてまして、ブログにまだ書いてないこともたくさんありますが、とりあえず昨日の給餌の記録。
 
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 まずは、田村市大越町にある「にゃんだーガード」のシェルターへ。11月3日に浪江で保護された「まこちん」の散歩です。浪江で放浪していたときには近くに寄ってこなかったのに、今ではすっかり人間好きなコになりました。まだ若いオス(去勢済)で里親さん募集中です。
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犬の散歩のあとは猫部屋の掃除。A部屋は元気な子たちの部屋なので、掃除の間は放牧します。猫カフェ状態で楽しいです。猫たちは寝床にホッカイロも入れてもらう(朝夕2回交換)、かなり至れりつくせりです。
 
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 犬猫用の自動給餌機を作成中。12月27日までの限定ですが、20㎞圏内への保護団体の立ち入りが正式に認められるようになったので、急ピッチでやっています。圏内で保護できなかった場合でも、これを置いておけばしばらくは食べ物にありつけるという算段です。どこの団体でも、同じ目的での使用ならば無料で提供しています。
 
 雪が舞う中、ボランティアも少なくて申し訳ないのですが、私は猫部屋の掃除だけで切り上げ、給餌活動です。毎週給餌に来ているUさんが、風邪で2週続けてお休みということで、代理です。
 
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 12時前に川内村へ。ここは20㎞圏の検問です。ここに猫が3匹来ているので、フードを届けます。今回は神奈川県警の方が警備にあたっていました。
 
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 後はR399で都路、葛尾村へ向かいます。このへんはずっと放射線量は1.5前後。原発から20㎞ギリギリ圏外ですが、それほど高くありません
 
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 葛尾村の自警団にも挨拶。村民は全員避難してますが、毎日ここへ通って村をパトロールされています。ここにも猫が4匹、犬が2匹餌を食べにくるほか、自宅に猫を置いてきた人が戻る際にフードを渡したりしてくれているので、毎回犬猫用のフードを託していきます。
 
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 葛尾村は全村避難です。全国的には飯舘村が有名になってますが、ここや浪江町津島地区も同様に酪農家が多かったところです。もう牛は1頭もいません。
 
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通称「猫パラダイス1」と呼ばれる給餌場所へ。ここでは10匹の猫が確認できました。仔猫が産まれないよう、定期的に通ってくれているボランティアさんが個人的に避妊去勢もしてまた同じ場所に戻すという活動(TNR)をしてくれています。左耳がちょっとカットしてあるのは、手術済みという印です。
ここは葛尾村の奥、20㎞圏外ギリギリですが、やはり放射線量は1.5μシーベルト前後。思ったよりは低いです。
 
 葛尾村にはわりとたくさんの給餌ポイントがあって猫もたくさん残っています。犬はほとんどいません。放浪していた犬たちは第一シェルターに収容されているようです。殺処分はされないとのことですが、餌はこうしてもらえるんだし、放浪していたほうがよかったような気もします。
 
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 葛尾村からはR399を北上します。このへんではたくさんのパトかーにすれ違います。最近は自衛隊の除染活動なのか、防護服を来た人たちも見かけます。
 
 浪江町津島を経由して飯舘村へ向かいます。それにつれて放射線量も上がってきます。浪江町と飯舘村への峠では、なんと21μシーベルト! R399では最高値でした。
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 飯舘村です。もう夕方だったので、長泥地区の給餌ポイントを急ぎ足で回りました。昼間は一時帰宅している人や自警団の方々がいるのでまだ人の気配がありますが、夜になると無人なのでちょっと怖いです。犬猫はいますが。長泥エリアの放射線量は8前後。やはり高いです。