ぽこです。
 本日は「自炊湯治講座@東鳴子温泉」のお知らせです。
 
●日時:10月15日(土)15:00~16日(日)12:00
●場所:「まるみや旅館」
●講師:菊地荘悦氏(「まるみや旅館」4代目、日本温泉地域学会理事)
●料金:6000円(1泊2食<食事は参加者で自炊>、自炊湯治講座、東鳴子温泉の湯めぐり2ヶ所付)
●申し込み方法:「まるみや旅館」へ電話で! 0229-83-3139
 
(タオル、寝間着、歯ブラシ類は持参のこと。また、食材は用意しますが、嗜好品や
酒類などはお好みのものを持ってきてください。差し入れ歓迎)

 
※「じゃらん」などで活躍するベテラン温泉ライター、西村りえさんと私も参加します! 堅苦しい講座ではなく、温泉談義しながら自炊湯治体験しましょうという趣旨ですので、お気軽にご参加ください。
 
 
 みなさま、東鳴子温泉はご存知でしょうか?
 鳴子温泉なら知っているという方は多いかと思いますが、そのちょっと東に位置する小さな、鄙びた雰囲気の温泉地です。
 
 はっきり言ってB級ムードプンプン。普通の人にとって魅力的とはいえないけれど、湯にこだわる温泉マニアにはタマラン温泉地なのです。
 
 というのは、ここは各宿独自に源泉を持っていて、湯量も豊富で当然かけ流し。そうした湯の良さはもとより、12軒ある宿のうち、9軒が自炊部を持っているという、古き良きニッポンの湯治文化を今に伝える希少な温泉地だからです。
 
 自炊部というのは、わかりやすく言うと、素泊まり+自炊で滞在する人のための部屋です。
 2食付きの「旅館部」と併設していたり、自炊専用の宿もあります。ちょっと前の日本では、農閑期などに疲れを癒すために長期間滞在する「自炊湯治」があちこちで行われていました。病気の療養目的のほかに、娯楽的なものでもあったようですが、生活様式の変化やレジャーが多様化したこともあり、現在は東北や九州などいになんとか湯治文化が残されているのみです。
 
 湯治といっても、健康な人でも1泊だけでも利用できます。要するに温泉宿に安く宿泊できる方法でもあります(素泊まり2500円~5000円)。自炊設備はちゃんとあるので食材を持ち込んで自由に料理してもよし、外に食べに行くのもよし。ご飯とみそ汁、簡単なおかずくらいなら頼むこともできるので、コンビニやスーパーで惣菜を買って来るだけでも十分です。飲み物も堂々と持ち込めるのもうれしいです。
 
 
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▲「まるみや旅館」の混浴風呂。加温も加水も循環消毒もなし。
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▲「まるみや旅館」の男性用風呂。混浴風呂とは別な源泉です
 
 そんな湯治文化をもっと知ってもらいたいと、東鳴子温泉で1泊2日の自炊湯治講座を企画した次第です。
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▲講師は東鳴子温泉の自炊専門宿「まるみや旅館」の4代目、菊地荘悦氏(通称:きくちゃん)。
 
 自炊湯治にこだわり、全国各地の自炊宿を訪ね歩いた経験もあり、熱く語ってくれそうです。また、おいしくて簡単にできる自炊料理のレクチャーもありますよ!
 東鳴子温泉の他の旅館2ヶ所での湯めぐりも楽しみです。
 そんな盛りだくさんな内容で、料金はすべて込み6000円! 小さな旅館で部屋数に限りがありますので、希望者は早めに申し込んでくださいね!