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▲9月15日の福島民友新聞。「久しぶりに動物レスキューの記事が載ってるなー」と思ったら、私の写真がデカデカと! びっくりしたなあ、もう。頑張っている福島県民を紹介するコーナーなので、たまたま来ていた私とシェルター長のまるこちゃんが県民を代表して取材を受けました。本来ならシェルター長のまるこちゃんが主役のはずが、「本名を出したくない」というので、私が主にしゃべったように書かれてしまいました。
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▲ねえちゃん、やっぱり他の猫や犬に会いに行ってるニャ。こんな犬よりオレ様のほうがイケ猫ニャ。
 
 
 記事にも書いてもらったけど、首都圏のほか、北海道、九州、関西、中には香港からも大勢のボランティアさんが来てくれています。それなのに、福島県民が少なくって、いつも「なんだかなあ」、と思っています。
 
 福島県の被災ペットを県外の人たちが一生懸命、自分たちの時間とお金を使って救ってくれているのに、なんで県民がもっと協力しないんでしょう? 気軽に来られる人が空いた時間にちょっと寄ってもらえるといいのですが。私も県民ですが、田村市大越にあるシェルターまで1時間ちょっとかかります。まして、県外の方は何時間もかけて来てくれます。飛行機やJR利用の人も少なくありません。
 
 先日、郡山のうすい百貨店で開催された岩合光昭さんの写真展「ねこ」でも、どこにもひとことも被災ペットのことは書かれてないし、来場した県民たちは誰も気にしてないように見えました。岩合さんに限らず犬猫を商売にしている写真家の方々に、動物保護の問題も啓蒙して行って欲しいものです。それとも、あえてそういう活動を避けているんでしょうか。
 
 私は「にゃんだーガード」のチラシを無理やり置いてもらったけど、どれだけ効果があったのかは疑問。みんな自分のペットはかわいいけど、被災ペットのことなんてどうでもいいのでしょうか? 知っていても気にしないのか?
 
 
 ところで、お盆以来、福島での動物保護活動の報告をアップしていませんが、継続してやっています。以下、自分の備忘録です。
 
●8月22日:給餌保護活動  玉砕
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▲(左)私の声に反応して出てきてくれた猫を保護。ペコちゃんと名付けて連れて戻ったものの、数日後に入院先で死亡。みんな弱っています
▲(右)猫と思われる骨。このほかにも散乱していました。他の動物に食べられたと思われます
 
 
●9月6日:給餌保護活動   プチ玉砕
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▲(左)猫を捕獲するミヤさん。が、猫が大暴れして入口が開いてしまい逃げられました。残念。
▲(右)なんと! 檻に入った犬を発見! 半年経っても生きているということは飼い主さんが戻って世話をしていると思われますが、古い餌が地面にまき散らされていて、水も腐りかけ。凶暴な性格で咬まれながらも水と餌を補給。この後、飼い主さんと連絡が取れて、現在は「にゃんだーガード」で保護。少しおとなしくなりました。やっぱり人間の愛情に飢えていたようです。ひとりっぽっちはいやだよね。
 
 
●9月8日:東京の白須氏をボランティアに連行&福島民友新聞の取材を受ける
 
●9月9日:給餌活動(葛尾村)
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▲(左)千葉から来てくれるボランティアのYUNIさんと地平線会議の代表世話人・江本氏とともに葛尾村に残された犬たちに給餌。この家は3匹の犬を自宅に置いているけれど、ペット可の仮設住宅に移ったので、後日連れて行きました。よかった。
▲(右)こうした貼り紙を見ると飼い主さんの犬たちへの愛情がわかります。我々給餌ボランティアもうれしくなります。
 
 
●9月14日:給餌活動(葛尾村)
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▲(左)葛尾村ではおもに残された飼い犬、猫に給餌していますが、ときどきノラらしき子にも出会います。この子は東バス停付近で目撃。道路の真ん中にいて、あやうく車に轢かれそうになってました。住民の方、お願いだから犬にも気を使ってあげてください。元気だったし、葛尾村は20㎞圏内と違って住民が戻ってこられるし、ボランティアが給餌しているのですぐに保護せず、様子を見ます。
▲(右)先日、檻に入れられていた子。飼い主さんと一緒に保護してきました。あんなに凶暴でミヤさんは2カ所も咬まれたのに、まるちゃんにはすっかり慣れてました。どうして??
 
 
 このところ、ボランティアさんがたくさん来てくれているので、私は主に外で活動するようにしています。堂々と20㎞圏内、入って保護したいです。一時帰宅や工事関係者で堂々と入れる人、ぜひ圏内に残されている動物のことも気に掛けてあげてください。半年間頑張って生き抜いたのに、食べ物がなくてどんどん死んでいます。どうして日本はこんなに動物愛護が遅れているんでしょうか。