福島県田村市にあるにゃんだーガードでのお手伝いも、今回で8~9回目。5月初旬から週1日日帰りでしか行けないのですが、それでも常連ボランティアの部類になってきました。ここのボランティアさんはリピーター率が高いので、毎回誰かは顔見知りがいます。
今回も、埼玉のI夫妻、静岡のたけさん、気仙沼から戻ってきたIくんほか数名見知った顔が。
逆に動物のほうは、ボール好きなポチほか何匹かが里親さんのもとへ行き、新たに加わった犬たちも多くて新旧いろいろです。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/6e/41/j/o0300040014651772442.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/a2/00/j/o0300040014651772445.jpg?caw=800)
▲土曜日に保護されてきたサクラちゃんと仔犬たち。♂♀います
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/bd/5c/j/o0400030014651772449.jpg?caw=800)
▲ダンちゃん。女の子
ほかにも小ジロくんとか居ましたが、昼間は保護活動に出てしまったので写真は撮れませんでした。
そのほか、拠点がさらに進化していて、ビーチパラソルやらテントやらプールやらがたくさん出ていて、まるでリゾート村のごとくなっていました。夏休み仕様でしょうか?
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/23/bc/j/o0400030014651772453.jpg?caw=800)
▲プール代わりのボート。散歩帰りの犬たちがここで体を冷やせるように用意したようです。うしろのほうに見えるテントは人間用。部屋にも寝られますが、ボランティアさんが多いときはこちらを利用してもらいます。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/a4/4c/j/o0400030014651772455.jpg?caw=800)
▲ワンたちのスペース。奥のブルーシート屋根の下にもいます。
とまあ、こんな感じで日々進化しています。敷地が広いのでまだまだ進化するようで、今度は大きな猫用ハウスなどを計画中です。それに伴い、犬猫の世話するボランティアさん、力仕事、大工仕事のできる人、大募集中。支援物資、支援金も大変ありがたいです。ぜひよろしくお願いします。
詳しくはコチラ→http://nyanderg.web.fc2.com/
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/98/39/j/o0400030014651772460.jpg?caw=800)
▲にゃんだーガードはアットホームな雰囲気がウリ(?)です。朝、昼、晩にはリビングでスタッフとボランティアが集まって食事します。朝のミーティングではその日の行動予定などを話し、夜は活動報告などをします。食事の内容はその日の運次第で、差し入れがあったり料理の上手な人がいればかなり充実してますが、カップラーメンとか菓子パンだけのときも。最近はホタルを見に行ったり(すぐそばで見られます)、近くの温泉施設に行ったりしています。※にゃんだーにはシャワーもあります
さてさて、この日は平日のわりにボランティアさんが多かったこともあるし、かねてからI夫妻と予定していたので、久しぶりに保護活動へ私のHOBIOを含む2台5人で行ってきました。
まずは20㎞圏ギリギリのところで動物とともに踏ん張っている、楢葉町の坂本さんを訪ねました。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/b3/2e/j/o0300040014651772464.jpg?caw=800)
▲坂本さんとウラン&アトム。震災の2週間前に生まれた兄妹犬です
坂本さんは犬20匹、ウサギ&モルモット40匹、ヤギ1頭、ガチョウ15羽、ニワトリ350~400羽とともに、楢葉町乙次郎集落の農場で避難せずに暮らしています。自分のところの動物だけではなく、近隣に置き去りにされた犬猫たちも餌を食べにきたりするそうです。
坂本さんは九州・熊本出身。もともとは神戸で命の電話の設立事務局の仕事をしていたそうです。そのときに分裂症の人たちからの電話が多くて気になりだし、精神科のソーシャルワーカーをやったりしているうちに、いろいろあって10年前、ここに住み着いて「いやしの森」という看板を掲げて自然の中で動物とともに暮らし始めたそうです。坂本さんの犬たちはセラピードッグとしてあちこちで活躍もしていたとか。
詳しいプロフィールはここでは省きますが、ウコッケイのタマゴなどを販売して生計を立てていたのが、震災のせいで収入がほぼなくなっただけでなく、ギリギリ20キロ圏外の農場へアクセスするのに未舗装の林道経由で峠越えするか、そうでなければ20キロ圏内の国道を通らなくてはならないので(坂本さんは通行証を所持)、来てくれる人はいません。もちろん、荷物なども届かないので、仕方がなく、週に1日だけいわき市方面へ出ていろいろ用事を済ませてくるのだそうです。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/84/3f/j/o0300040014651772467.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/47/8a/j/o0300040014651772473.jpg?caw=800)
▲ハムスター、ウサギのほかにウコッケイもたくさんいます
1ヶ月くらい前までは某団体が支援物資を届けてくれていたのが、それがいきなり途絶えて困っていました。避難所へ行けば自分の食事などには困らないのでしょうが、これだけ動物がいるのに置いて避難するわけにもいかず。行政からの支援が受けられれば一番いいのでしょうが…。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/9b/18/j/o0300040014651772481.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191128/12/pocoyuko/18/45/j/o0400030014651772486.jpg?caw=800)
▲この日、保護できたお母さん犬と仔犬2匹です。お母さん、小さな体を張って子どもたちを守ってました。ほっとした表情で捕まってくれました。がんばったね。お母さんはたけさんによってヘレンと命名されました。
というわけで、「にゃんだーガード」ではボランティア&ご支援大募集中。
浪江町にあったDASH村が休業している現在、「にゃんだーガード」村が取って代わる存在になりつつあります。
あぶくま高原の古民家で過ごす夏休み、なかなかいいんじゃないでしょうか?