ぽこです。
 1週間ぶりに田村市にある動物保護団体「にゃんだーガード」さんのお手伝いへ行ってきました。
 今回は、シェルターでのお世話ではなく、埼玉のIさん夫妻と一緒に特攻隊として、保護活動へ。
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▲まずは、川内村。20㎞圏ではこんなふうに封鎖されていました。この日は愛媛県警の方々が勤務。ワンもいました。放浪犬なのですが、保護団体が餌を持ってきてくれていて、警察の方々もそれなりにかわいがったり面倒みてくれている様子で安心。ゲートの少し内側の家にいる犬や猫も、やっぱりここまできて餌を食べていくそうです。
 
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▲その後、川内村の奥へ。林道の途中に1軒だけある民家へ。2年前にもバイクでここを通ったのですが、ヤマとチビという犬がいたのを覚えていて、ずっと気になっていました。住民は避難されてましたが、犬たちは残されていました。連れて行ってもらえなかったのか、とがっかりもしましたが、痩せてなかったし、とりあえず餌は置いてありました。渓流もあるので水の心配もないし。山奥の一軒家なので、誰も気にかけてないのでは? と思ったけれど、ちょっと安心。保護したかったのですが、チビのほうが警戒心が強くて捕まらず。仕方がなくドッグフード大袋2つ置いてきました。しばらく大丈夫かと。
 
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▲依頼のあった「ジロ」を無事に保護。「お迎え、待ってたよー」という感じで、家のベランダにちょこんと座っていました。
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▲そのほかにも犬猫、けっこういますが、警戒心が強いコばかりで、保護できません。やはり、給餌給水をしてきました。が、見かけた限りではみんなよく太っていて、痩せている子はいませんでした。誰かが食べ物をくれているのかもしれません。
 
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▲犬猫は、ひとまず安心できましたが、牛が…。帰りがけに寄った無人の牛舎では、閉じ込められているのと、外にいるのを合わせて50頭くらいいました。牛舎のカギはとても新しく、つい最近閉じ込められたようです。牛の持ち主が、せめて自分で草を食べて生きられるように放して行ったのを、行政側が所有主を特定できる牛を集めてわざわざ牛舎へ戻したのです。誰も世話する人がいないので、牛たちは水も餌も与えられず、餓死するのを待つばかり。どうしてそんな残酷なことができるのか、本当に不思議です。
 せめてもと、横にあった乾草を与え、持っていた水を与えましたが、全然足りず。水道からは水がでないし。せめて放牧されていれば、生きられると思うのに。
※「僕たちも一緒に助けて」の貼り紙は、我々の仕業ではありません。
 
<後日談>
 牛の持ち主様と遭遇。牛舎に囲い込んでいたのは持ち主様で、ときどき戻って水と餌を与えていることが判明。牛は外に出ると自由でいいように思えるけれど、水を飲もうとしてぬかるみにハマり、助けられないので、放されるのは困るのだそうです。このとき放れていた牛は、どこかの愛護団体が牛舎を開放してしたために出た牛たち。貼り紙もその団体によるものと思われます。
 
 
 
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▲川内村。20~30㎞圏内は避難されている家が多いのですが、ときどき戻ってペットの面倒を見ている人もいます。ワンコは家の周囲にいますが放されていたので、この貼り紙がないと、たしかに保護されてしまいますね。川内村は計画的避難区域ではないので、まあ、安心です。