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 ぽこです。
 信州遠征のついでに立ち寄ってきた温泉を紹介します。
 まずは、長野市へ向かう途中で寄った「田沢温泉」


 上田市郊外、青木村にあり、宿は3、4軒だけ、共同湯も1軒で商店などもない小さな温泉地なのですが、宿は重厚で歴史を感じる木造3階建てだし、きれいに整備された石畳の路地を行くと、一番奥に共同湯「有乳湯」があり、その湯も素晴らしかったのです。

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共同湯の「有乳湯(うちゆ)」。建物は新しいけど和風で温泉街の雰囲気を損ないません。それ以上に湯がすごいよかった。男女別の内湯だけですが、浴室にはほのかに硫黄臭が漂い、源泉が注がれる湯口は黒く変色していました。泉質は単純硫黄泉。PH9.5、源泉39.8度とぬるめのアルカリ性の透明な湯がそのまま掛け流されているので、ゆっくり長湯できます。炭酸成分はガスではなくイオンとして含まれているだけなのですが、細かい泡がびっしりと肌にまとわりつくのはそれだけ湯が新鮮な証拠です。

「いい湯でしょう。粒子が細かくて温泉成分が浸透しやすいんだって」と、受付の感じのいいお姉さんがいうように、なかなかです。朝からすでに数名もの客が来ていました。早朝6時から営業しているのもすごい。200円という料金も良心的ですね。

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有乳湯には無料の足湯もあります。足湯の後ろは簡素な温泉資料館で昔の写真などが展示されています

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木造3階建て、「ますや旅館」。登録有形文化財

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たまりや旅館もいい感じ

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ユースホステルもありました

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温泉街を見おろす位置にある薬師堂