先日、ライフメイト(株)という会社の新製品・手作りケフィアのセットを販売する際に、ぽこけん撮影のグルジア・コーカサス山脈の写真を貸したことを記事にしました。


その直後、今度は(有)中垣技術士研究所という会社からも依頼がありました。やはり、コーカサスの写真を探していたとのこと。

 たしかに、コーカサス山脈が見える国はグルジアか、あるいはロシア側のチェチェンとか北オセチアとか、物騒な国ばかり。グルジアも内戦などで昨年夏から不穏な状態です。まして、ぽこけんが行ったのはものすごーい奥地。今では行きたくても行けない地域のようです。

 
 どうやら、ケフィアを最初に日本に紹介したのがここの社長らしく、ホームページを読むとケフィアの説明がわかりやすく書かれていました。中垣氏はロシア留学の経験もあり、商品もケフィアに特化しているだけあって、さすがに詳しいです。ケフィアとヨーグルトとの違いもわかりましたよ。ケフィアからはケフィア・チーズもできるそうです。なるほどー。

ヨーグルト:1,2種類の乳酸菌だけで発酵。発酵温度が高く、酸味が強く固まりが強い

ケフィア:数種類の乳酸菌と酵母の複合発酵。発酵温度が低く、室温でも作れる。酸味が少なく柔らかい

 (有)中垣技術士研究所さんにも、ぽこけん撮影の、別なカットをお貸ししました。早速ホームページに使ってくれているので、見てください。タイトル下の2点がそうです。
 同時に、製品も一式も送ってくださったので、先にいただいている(株)ライフメイトの製品と作り比べてみました。すると…。

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(有)中垣技術士研究所から届いた製品一式。発酵用保温器ほか、専用容器や牛乳パック専用スプーン、パックを留めるクリップ、ケフィアと一緒に食べるジャムや蜂蜜など、ケフィア関連商品が充実しています。ケフィアに対する愛情が感じられるラインナップです

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同じ牛乳を使い、同じ条件で作ってみました。違いがわかりますか? ①左は(有)中垣技術士研究所のもの、右はライフメイトさんのもの。左のほうが表面が滑らかに固まっています。②右のものは表面がブツブツです

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それぞれを容器に移してみました。左のほうがしっかり固まりができているのがわかります。どちらも説明どおり1回分(スティック1本)を1リットルの牛乳で同条件で作ったものです。ちなみに、ケフィア菌は①左<(有)中垣技術士研究所>が1g、②右<ライフメイト(株)>が6.5gです。(有)中垣技術士研究所のケフィア菌は「高活性」を謳っているだけあって、発酵力が強いようです


同じ容器に移したものを、けんいちに食べ比べてもらったところ、即座に「①がうまい!」とのこと。私も同感。味が濃くて酸味も若干強い感じです。同じケフィアと言ってもそれぞれですね。あっさりした食感がいい人もいるし、酸味がないほうが食べやすいなど、個人の好みもありますが、これからケフィアを試してみたい、という方は参考のほど。

 ちなみに、牛乳によっても味が違ってくるようです。おいしい牛乳で作ればもっとおいしいのだと思います。これからいろいろ試してみたいと思います。


 余談ですが、(有)中垣技術士研究所のHPでも使われている、グルジアの食卓の写真、あちらでお世話になった家庭の食卓を何気なく撮ったものですが、たしかにグルジアやロシア、東欧圏ではケフィアらしいものがありました。白いチーズもよく出てきましたが、あれはケフィアチーズだったんですね。

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グルジアの食卓。あまり豊かな家庭ではないのですが、ケフィアは必ずありました。庭でできた柿も食べています

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柿は日本と同じように干し柿にもされています

追記:翌日、再び同様の実験を別な容器で別な牛乳でやってみました。今度は②(ライフメイトさん)のケフィアも表面が滑らかに固まっていました。味は②はあっさり。①(中垣技術士研究所)のほうがやや濃い目で酸味も感じられました) 発酵具合は味は牛乳によっても違うし、気温などでも違ってくるようです。ケフィア、なかなか奥が深いかもしれません。