【5月28日(木)】
「道の駅飛騨街道なぎさ」で気分よく目覚めてから、温泉めぐり。この日は街歩きはなく、ひたすら飛騨の山間に点在する湯を巡る計画です。風も強くて雨が降り出しそうな曇り空。天気はイマイチですが、バイクじゃないし、山に登るわけでもないので、気になりません。車での湯めぐり旅、気楽でいいです。

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この日の1湯目。「塩沢温泉元湯」です。車を止めて川を渡ります
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橋を渡ると廃屋となっている「湯元山荘」。その右手を降りていくと…
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こんな素晴らしい露天風呂が!! 茶色く濁った湯は対岸からパイプで引き湯され、川に書け流されています。お湯は間違いなく素晴らしい! でも一部ニュルニュルしていたし湯もぬるいので入るのをやめようか悩みましたが、思い切って入ってみれば最高! 湯は36~37度くらい? ず~っと入っていられる温度です。渓流の音を聞きながら至福のひととき。30分以上入っていたのに誰も来ません。独り占めできるなんて贅沢です。最後は置いてあったブラシで緑色の藻を掃除して帰りました。マナーも大事ですからね
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含土類鉄泉かと思いますが、炭酸も多く含まれている感じ。実際、湯口からは炭酸ガスも出ているようで、吸い込むとちょっとクラ~ッときました

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塩沢温泉から少し戻って、さらに山中の道を進むと、「秋神温泉」。こんな山の中の一軒宿にしてはちゃんとした宿だなと思ったら1泊2食14000円~というので納得。けっこう高級旅館のようです
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宿の前にはクマガイソウの群落が!
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浴室は男女別内湯だけですが、赤く濁った湯は塩沢温泉と同じ感じ。こちらは掃除されているのでニュルニュルはないです。分析表には「含土類炭酸鉄泉」とありました。やっぱり。ただし、秋神温泉は源泉温度が12.5度と低いので加温されています
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宿の庭には平飼いの鶏もいました。料理や食材にも拘っていることが伺えます


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秋神温泉から交通量のほとんどない舗装林道をクネクネと進み、濁河温泉へやってきました。御岳の麓、標高1800mに湧く湯です。ここで天気が一気に崩れ、すごい強風と雨に! とりあえず濁河温泉の突き当たり、御岳登山口で昨夜の残り物(パンとコロッケ)でランチにしました。コンビニや商店がまったくないので、持っててよかった~
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登山口です。ここの誰もいない駐車場に車を止め、車の中でゆっくりランチにしていると、登山者の一行が降りてきました。こんな強風&雨の中を登ったのでしょうか。不審に思われないよう、カーテンを閉めて見られないようにしました
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登山口にはバイオトイレがあります。初めて使用しましたが、なかなか考えられていますね。臭いもまったくなく清潔です。毎度思うのですが、日本の公衆トイレって、ホント素晴らしいです。あちこちにあるし、ペーパーはあるし無料だし。最近は山小屋でも水洗だったりしてびっくりしますが、バイオトイレのほうが環境によさそうです
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濁河温泉、こんな高所にあるのに宿は通年営業しているそうです。どこも素晴らしい露天風呂がありますが、私は市営の露天風呂へ。入浴料500円。露天風呂だけなのでさすがに冬はやってないそうです。こんな天気のためか、客は誰もいません。男性用の露天風呂のほうが広いので、見せてもらいました。「誰も来ないだろうから、入ってもいいんだけど」と管理人さんに言われましたが…
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こちらが女性用。それでも広いです。男女入れ替わることはないそうです
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休憩スペースです。畳のスペースもあります。5月末だというのにストーブが必要です。さすがに標高1800mです。湯上り後、ヒマそうな管理人さんとちょっとおしゃべり。近年、ここに高地トレーニングのための施設ができたので、有名マラソン選手らが合宿に来るそうですよ

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濁河温泉からの帰り道、雲が切れて御岳山を望むことができました。長野県側の開田高原や野麦峠からは見たことがあったのですが、こちら側からは初めて。青空だったらもっときれいだったのでしょうけど

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 この日の湯めぐり、もう少しだけ続きます。