メキシコシティから高速バスで2時間半、標高1800mの山間にあるコロニアル・シティ「タスコ」。
銀の発掘で栄えた町で、今でも住民の多くが銀と関わって生活しています。
銀の発掘で栄えた町で、今でも住民の多くが銀と関わって生活しています。
白い家々が山の斜面に張り付くように建ち並ぶその様は、スペイン・アンダルシア地方の町を彷彿とさせます。カラフルな色の家が多い他のコロニアルシティに比べて落ち着いた印象で、世界遺産にこそ指定されていませんが、私はメキシコでは一番好きな町です。
その町に暮らす、日本人の谷さんを訪ねました。
谷さんは、メキシコ在住十数年。銀職人としてタスコに工房を構え、日本へ銀製品を卸す仕事をしています。その傍らで自宅の2階をペンション「シエンアーニョス」(百年という意味)として旅行者を受け入れているほか、現在はメキシコシティに新しく日本食メインのカフェをオープンさせるべく、「ペンション・アミーゴ」に滞在していました。昔からメキシコにいて「ペンション・アミーゴ」にもずっと関わっているだけに、私と共通の知人も多く、昔「ペンション・アミーゴ」に滞在していた人たちのその後のことや、メキシコのことなどいろいろ聞くことができて、とても楽しい時間をすごさせてもらったのです。