メキシコに限らず、外国へ行くと必ずメルカド(市場)を覗くことにしています。庶民の食生活がよくわかって楽しいですよ。いろんな食材にお目にかかれます。
ソチミルコという、メキシコシティ南部のメルカドです。果物や野菜が山積みです。マンゴー、バナナ、スイカなどに混じって、左手前に積まれているのはサボテンです。どれも2キロで10~15ペソ(100~150円)と安いです
メキシコ料理に欠かせない「レモン」。日本でいう「ライム」です。1キロで50円くらい。ラテンアメリカ気質の陽気な人が多く、カメラを持って入っていくと「撮ってくれよ」などと声をかけられます。ただ、先住民の人は写真を撮られると魂も取られると信じているので、そういう人はさりがなく逃げてしまいます。無理やり撮るとトラブルのもとなので注意
メキシコの主食は「トルティージャ」。トウモロコシの粉を練ってふかして平べったくして焼いたもので、タコスの外側のシェルですね。アメリカや日本では硬いシェルがタコスとなっていますが、メキシコでは柔らかいまま食べます。1キロで80円
屋台のタコスはあちこちにあります。5個入りで150~250円。たっぷりとレモンを絞って好みのサルサ(ソース)をかけていただきます。セボーヤ(タマネギ)も添えてくれます
食用のウチワサボテン(ノパリートという名前)。トゲを取って売っています。少し粘り気があり、サラダに入れたりします
タマリンドの実。ジュースの材料です。見かけによらず甘酸っぱくておいしいジュースになります
メルカド内には犬たちもウロウロしていて、肉屋の前は一等地です。肉屋のおばちゃんも犬が来るとわざと肉の切れ端を落としてあげていました。誰も追い出したりしません
豚の皮をラードで揚げた「チチャロン」。パリっとしていて意外に脂くさくありません。ここはメルカド近くの普通の民家の門前で、その家の犬が店番をしていました
ザクロです。実が詰まっておいしそう。0.5キロで100円