イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

 ルーマニア北西部、サプンツァという小さな村を訪ねました。村はずれのキャンプ場にネリー(♂)という犬が飼われていました。短い鎖に繋がれたままで散歩にも連れていってもらえず、いつも粗末な犬小屋に入ってつまらなそうにしていました。一方、ここに住み着いている野良犬のオアナ(メス)は、自由に動きまわり、キャンプ場の人たちからも客からもかわいがられていました。友達の犬と草原を散歩したりして楽しそうでした。
 ネリーを散歩に連れ出してあげると、うれしさのあまり興奮したネリーに1時間以上も連れまわされましたが、楽しそうな様子に私もうれしくなりました。
 つながれた状態の犬を見るとなんだか悲しくなります。散歩に連れてもらっているのならいいのですが、そうでなければ監禁されているのと同じことです。犬の気持ちになればわかりそうなものなのに、そうでない飼い主が多いのは悲しいですね。

●写真説明
(1)ネリーの鎖を延長して長くしてあげた
(2)キャンプ場に住み着いている野良犬のオアナ
(3)キャンプ場の前を通る馬車にオアナが吠え掛かる。後ろの小屋は「カバーニャ」(ベッド付きのバンガロー)、1泊500円。
(4)カラフルなタイル模様の壁の家。サプンツァ村に限らず、ルーマニア北部ではたくさん見られる
(5)サプンツァ村の観光名所、『陽気な墓』。生前のその人の暮らしなどが描かれた墓碑。この絵から想像すると、二股愛か不倫に悩んでいた?