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 シベリアの大平原には白樺林がずっと続いています。その白樺は薪として使われるほか、なんと、ジュースにもなります。会話集に「白樺ジュース」という単語があり、誤植じゃないかと気になっていたので、あるときロシアの人に聞いてみました(ちなみにロシア語で白樺は「ベリョーザ」、白樺ジュースは「ベリョードヌイ・ソーク」といいます)。
 そうしたら、ちゃんと飲み物として存在するといいます。何でも春先に白樺の幹を傷つけてそこから染み出る樹液を飲むのだそうです。なんだかマズそ~。私が旅したときは夏だったのでロシアでは飲むチャンスはありませんでしたが、次の国、カザフスタンでパック入りの白樺ジュースを見つけました。蛾が描かれたパッケージがイヤですが、味は意外にイケました。無色透明で甘み控えめ、爽やかな口あたりの清涼飲料水という感じ。ロシアの人はきっとこの白樺ジュースを飲むと春を感じるのでしょう。