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 安達太良山の西麓、箕輪スキー場の入口に横向温泉があります。
 2005年12月、私とダンナは箕輪スキー場のトップから箕輪山を目指して山スキー&テレマークスキーで登っていたのですが強風のため途中で断念し、ツエルトを貼ってラーメンを作って食べただけで下りてきました。時間が早かったのでどこか温泉に入ろうか、と寄ったのがここです。

「るるぶ」や「じゃらん」で検索すると横向温泉の宿はホテルプリミエール箕輪、ホテルマウント磐梯
しか出てきませんが、検索にひっかからないすごい旅館があります。それは自炊の湯治宿「中の湯旅館」。

 スキー場入口からすぐのところに看板があり、ダートの道を数百m下ったどんづまりに木造2階建ての建物がありました。崩れそうに傾いていて一見しただけでそのすごさが予想できます。
 車を止めると、すぐ横でお兄さんとおじさんが屋根の雪卸しをしていたため場所を移動させられました。この冬は12月のはじめから豪雪が続いていたので、雪おろしも大変そうです。

 玄関を入って「すみません」と呼ぶこと数度。玄関横の部屋からはTVの音がするけれど、誰も出てこない。何度か呼んだがやっぱり出てこない。外にいたおばあちゃんを呼んでお金を払い、おそるおそる中へ入ってみました。

 脱衣所はシンプルで、お風呂は一応男女別になっていました。木の浴槽は数人入れそうな大きさで、洗い場は1つ。窓が大きくて明るい。先客が1名。横浜から来たというスキー帰りの若い女の子。お湯は透明で茶色っぽい湯の花が浮いている。湯温はぬるく給湯口付近でなんとか暖まれる程度。冬場でこればかなりつらい。先客も「30分くらい入っているけど全然温まらない」と言っている。
 さらに、よく見ると奥のほうの仕切りがなく、隣から声が聞こえる。そっちに暖かい浴槽があるかも、と覗いてみると、なんと男湯! おじさんの裸を見てしまった! 半混浴のようでした。ダンナの健ちゃんだけになるのを待って、男湯を改めて見せてもらうと、女湯よりも少し広くて浴槽は2つ。でもやっぱり湯はぬるいそうです。
 
 もう一度行きたいかと聞かれても微妙です。暖かい季節に長湯するにはいいかもしれないけれど、少なくとも冬は…。もっと加温してもいいかなと思いますが。

「中の湯旅館」
0242-64-3341
入浴料300円、7~19時
宿泊(自炊のみ)3450円