こんにちは、調香師のharukaです🌿
先日は、大阪からお客様がお越しくださいました。
最初のご希望は、
「廃盤になってしまった、大好きだった香りをもう一度再現したい」というものでした。
もう手に入らなくなった香りを、
もう一度纏いたい...
きっとその香りには、
当時の思い出や気持ち、
大切な時間が詰まっていたのだと思います。
けれど、香りづくりを進めていくうちに、
少しずつ香りが変わっていきました。
「昔、好きだった香り」ではなく、
「今の自分が心地いいと感じる香り」に。
過去をなぞることも素敵だけれど、
せっかく今の自分で香りをつくるなら、
“今の自分”を表現する香りのほうが、
これから先の毎日にそっと寄り添ってくれることがあります。
あの頃の自分を否定するのではなく、
「あの頃も好きだった。でも、今はこれが好き。」
そんなふうに変化していくことは、
決してブレることではなく、
ちゃんと自分を生きている証なのかもしれません。
完成した香りは、
廃盤になった誰かの香りではなく、
今のその方にしか纏えない香りでした。
香りは、
過去に戻るためのものにもなれるけれど、
これからの自分を後押ししてくれるものにもなる。
だから店主は、
「昔と同じ」を目指して来られた方にも、
今のあなたは何を心地よいと感じるのか、
どんな自分でありたいのかを、
そっとお聞きしています。
きっと、一番魅力的なのは、
“今の自分”を映し出した香りだと思うんです✨
「また必ず来ます!」と笑顔で手を振りながら、
お店を後にされた姿が印象的でした。


















