宇都宮市西川田さとうピアノ教室
佐藤紀子です
本日もご訪問に感謝です
昨日の続きです...。
(昨日の記事はこちら)
我が家にピアノがやってきた日、
祖父は私のピアノを聴いて、
しばらくピアノを眺めたり触ったりしたら
安心したように
また病院に戻っていきました。
今思えば、私のピアノを一番応援していてくれたのは両親よりも祖父だったかもしれない。
ピアノを買ってあげてくれと
購入を躊躇していた両親の背中を押したのは
あとから聞いた話ですが、祖父だったそうです。
そんな祖父は、
私が小2の時に亡くなってしまいました。
ピアノがやってきて、
約1年後のことです。
まだその頃は
私のピアノ曲のレパートリーが少なくて、
祖父にたくさんの曲を
聴かせてあげられなかったことが
ただただ残念です。
それからもずっと
ピアノを続けていった私ですが、
『やめたい!』と思ったことも
何度かあったんですよ。
母にピアノをやめたいことを訴えると、
『じゃあ、親戚の〇〇ちゃんにあげちゃうからね!』と言われ、
そのたびに、『やっぱりやめない!』と
思いとどまる...
やはり自分の側からピアノがなくなることが
怖くてたまらないのです。
それに、
優しかったけど
大柄で強面だった祖父の顔が
そのたびに脳裏に浮かぶ、、、
それほど『祖父とピアノと私』は
いつの間にか
切り離せないものになっていました。
私が音大に進むことが決まったとき、
『おまえが音楽の道に進むことを
一番喜んでいるのはきっとおじいちゃんだ。』と父にも言われました。
そして大学に入った年に、
祖父との思い出のアップライトピアノと
さよならをし、
新しいグランドピアノが私の相棒となり、
現在に至ります。
アップライトのほうは
今は親戚の家できっと元気にしているはず。
グランドピアノが家にやってきたこと、
祖父は天国から見ていてくれたのだろうか?
生きていてくれれば、
きっと大喜びしたはず。
そして、その時だったら
ベートーヴェンやショパン等々、
拙いながらも
たくさん聴かせてあげたのに。。。
ピアノを長く続けることは、
自分の頑張りだけでは無理かもしれません。
やはり応援してくれている人がいるから
ここまでやってこれたのだと
つくづく思うのであります。
私の応援団長は祖父。
それを改めて確信した不思議な出来事も
これまで度々あったのです。
その不思議な出来事のことは
誰にも言わず、
私の胸の中だけに留めておこうと
思います。
アップライト生活14年、
そしてグランドピアノになって
もうすぐ30年...。
グランドピアノとの生活にもまた
現在進行中でたくさんの思い出があります。
雨の日も風の日も
ディープにどっぷり向き合ってきたので、
すごく仲良しだけど、
たくさんバトルも繰り広げてきた、
そんなヤツが今の相棒です。
そんな大切な相棒のことは
またの機会にお話できたらと思います。
大変長くなりましたが、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
ピアノ教室無料体験レッスン、ご入会等のお問い合わせはこちらまで
musica3899@gmail.com
090-8892-4751
詳細は教室のご案内をご覧ください
ブログランキングに参加してます。
下のバナーをポチっと
是非ご覧くださいね
にほんブログ村
にほんブログ村