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オータムコンサートレポ、第二楽章です。

第二部は、千葉ニュータウンシニアアンサンブル“ノービレ”さんの友情出演ステージ。
こちらの団も、吉元さん指導による様々な楽器のメンバーがいる楽団。
ノービレ・ミュージカルステージと題して、ミュージカルの名曲たちを披露してくださいました。

①マイフェアレディより「踊り明かそう」
軽やかな演奏に心が浮き立ちます。
弦楽器にチェロのメンバーがいることもあり、アモーレとはまた音色が違っていて面白いですね。
マンドリン、大正琴が伸ばすメロディに効果的な煌めきを与えていて、こういうサウンドはプロのオケでもあり得ない独自の魅力のひとつだと思います。

⓶南太平洋
マンドリンの繊細なメロディに、ハープの音色のキーボードが絡んでくる、音の重なりがとても綺麗!
静かな曲の中でのダイナミクスのつけかたが、波のように美しく、最後に向かって広がりを持って奏でられていく様子に心が惹きつけられました。

③コーラスラインより「ワン」
ドラムソロからのイントロ、キーボードでブラスセクションの厚みを見事に出していて本物感がすごい!そしてベースがうまい!
転調前のフワーッとした強弱変化もすごく上手!
キメ(ブレイク)が決まっていて小気味良い演奏でした。

④回転木馬
イントロからブラスのトゥッティ、迫力ありますねー!弦のメロディに入って、静かな場面のところではマンドリンのキラキラした音色が寄り添っていて、実に効果的でした。
縁の下の力持ちのようなピアノのアルペジオがなんとも美しく、シンバルのトレモロで引っ張るクレッシェンドは劇的!
この曲の最後のほうで、チェロがE♭の音を3つ奏でて次の場面に流れていくところがあり、チェロの深い音色が会場の空気を満たしていたのが心に残りました。

➄オペラ座の怪人メドレー
チェロのソロ、オルガン、ピアノ、キーボード、そして本物感をプラスするのに大活躍のティンパニ、ドラム、本当に上手で初めから会場じゅうのお客さんの顔が上がっているのがよく見えました。
フルートのオブリガートは真っ直ぐな音色でよく音が飛んできました。

最後に向かって、ティンパニとともにクレッシェンドして盛り上げる場面を幾つも経て、曲のホントに最後はなんとキーボードの「一音」で終わるのです。この編曲素晴らしいですね!
さらにステキだなと思ったのは、お客さんがみんなで最後の音の余韻が消えるまでちゃんと待ってから拍手が出たこと。
私はオーケストラやオペラなどのクラシック演奏会通いが趣味なんですけど、ホントにこの余韻を聴けずに拍手を始めたり、無粋なブラヴォを言ったりするおっさんがどこでもいるので。。。お金を払って行ってるプロの演奏会より、よっぽど質の高いお客さんじゃないか!ってちょっと感動しながら、第二部が終わったのでした。

再び休憩です。
続きは第三楽章で!
次の記事で最終回になりますよー。