大友良英『音楽と美術のあいだ』展
初台ICCにて開催中です。
昨日、トークイベントも聞きたくって行ってきました。
《quartets》
ここのリンク先のYouTube映像を見て、知った気持ちになっちゃう?
ネタバレ?
いやいやいやいや、私が昨日入り込んだあの空間の再現では決してない。
いつ見たって一瞬として同じ瞬間がない。
即興音楽。
音の出るタイミングはスクリーンにシルエットの映っている複数の演奏者が間を読みながら作った物でもないし、本当に偶然性の産物。
ずっとずっとこの四角い部屋の中に居たくなった。
もうひとつ、本展のための新作サウンド・インスタレーション《guitar solos 1》
階段に16個のスピーカーを設置して大友さんのギターがランダムに聴こえてくる。
これもその場にずっと居たくなった。
16人の大友さんが思い思いに出してくる音の、偶然の重なり。
終わりのない、ライブ。
全部をひとりの受け手が持って帰ることなんて到底出来ないんだけど。
会期中、あと何度かまたここに居たい、って強く思った。
・・・それでも、私はお昼前から2時間近く、あの空間にいたのか。
数人のお客さんしか居ない、空間のを味わう感覚も研ぎすましながらそこにいられたのは、ありがたかったな。
その後のトークイベントでは、作品をアーカイブすることへの難しさとか、音楽側からと美術側からの感覚や売り方や送り手受け手の関係のお話などなど、面白くってあっという間に2時間以上!!
(思えば、私も自分のブログのカテゴリ分けを『音楽ネタ』と『音楽以外のアート』に分けちゃっていますね無意識に!この記事は敢えて『音楽ネタ』に入れておきました。。。)
トークイベントが終わると、200人ほどのホールから出て行くお客さんの大半が、作品展示のエリアに向かっていく。
私はそんなにひとのいっぱい居るあの空間はなんか違うんじゃないか、って思って、そのまま会場を後にしました。
また来よう。
私の大友さんへの入り口は『あまちゃんの劇伴音楽』だけど、そこから広がる興味は果てしない。
知るほどに、追いかけたくなる。
・・・あ、池袋西口公園の盆踊りの話、ブログにはまだ書いてなかったかな。(某SNSに気合い入れて書き過ぎたか!笑)
近いうちに書きます。
今年の私の活動興味の中心は、まぎれもなく大友良英さんなので!!