
8月23日(土)13時30分~ すみだトリフォニーホール(小ホール)
大学時代の友人、吉元貴弘さんの指導する混声合唱団『プリマ&プリモ』の演奏を聴きに、錦糸町へ。
応援し続けてもう随分たちますが、毎度華やかでレベルの高いステージを繰り広げて下さいます。
今回は1時間ほどの持ち時間を二つに分け、第1部は映画音楽からの選曲。
☆オペラ座の怪人メドレー
幕が開くといきなり演奏スタート。女性陣は華やかなカラードレスをまとい、男性陣はファントムのマスク着用。
途中にセリフも入るカッコいいアレンジがまずお客さんを掴みました。
今年のステージは、松戸シニアアンサンブルの「若さま」がパーカッションに加わって下さり、富松先生のキーボードと相まって演奏に彩りを添えていました。
☆慕情
ここの団は、声をストリングスのように扱ってハーモニーに厚みを付ける手法がとても美しいのです。
編曲がいいだけじゃなく、きちんと演奏がなされているからこその美しさ。
☆ある愛の詩
ゴージャスなピアノのイントロからはじまり、歌はメロディにシンプルな和声を付けている(掛け合いなどはない)シンプルなアレンジ。
これは合唱のピッチの良さが生きるなぁと思います。
☆タイム・トゥ・セイ・グッバイ
ボレロのリズムに乗っかるメロディの重なりにも注目して欲しい、と指揮の吉元さんから。
イントロから、聴き慣れたメロディの後ろに美しいカウンターメロディが鳴り響き、気持ちが盛り上がります。このフレーズは吉元君が書いたのかな?
言葉がはっきり聴こえる相変わらずのハイクオリティな合唱です。転調してからはソプラノがメロディの上にハーモニーを付けていて、これはプロの合唱団でもなかなか難しい譜面なんじゃないだろうか。。。ついて行く団員さんの情熱に頭が下がります。
☆ニューシネマパラダイス メドレー
タイトル、初恋、愛のテーマをつなげたメドレー。旋律の美しさを存分に味わえるいい演奏でした。
(個人的に、私もピアノと管楽器のアンサンブルで演奏したことがありまして、、、サックス教室の発表会で使ったアレンジと尺が似ていたのでちょっと思い入れもあってうるっときました。)
第2部はオペレッタの名場面集でした。
☆こうもりより 舞踏会のワルツ
パーティの一幕に身を置いているような、華やかなステージ。団員さん思い思いに扇子を広げて扇いだり
グラスを持ったりする演出付き。
お客さんがそのオペレッタの内容をしらなくても、いまこの場面を楽しめるのは、『日本語の歌詞で歌う』『言葉がはっきり聴こえて、場面が共有出来る』ということが非常に重要なポイントなんじゃないかと思うのです。
このあとに続く、伯爵家令嬢マリッツァ・メリーウィドウ・ヴェニスの一夜も
ストーリーのよくわかる歌詞をはっきりと言葉をたてて歌いきる技術、見た目も華やかで楽しい演出や軽い振り付け
聴いて心地よいハーモニーと、心を揺さぶるダイナミクス
吉元さんの演奏の良さが存分に発揮された、密度の濃い演奏を堪能出来ました。
大事な友人のみいあさんも練習からずっとサポートで参加していて、いつも応援してるんですが
今回のステージ、彼女のがんばりも特筆すべき!!!!
最初からすっごくスイッチ入っていて、みいあさんのパワフルかつ情熱的な歌声が
客席にビシビシ飛んできて「これは凄い!!」と感動しきり。
日頃のLIVEでは、クラシカルな発声でここまでオペラティックなステージを見ることはなかなか難しいでしょ。
ホントなんだかすっごくお得な気がしてきちゃって。。。。
日頃、合唱音楽なんか聴かないプログレ側のみいあさんファンのひとも
合唱祭のステージ見に来るべきだよ~!!!!って真剣に思いました。
きっと惚れ直す!!(笑)
団員の皆様、少人数でこのハイクオリティな音、毎度素敵だなぁと感激します。
お疲れさまでした。
吉元君、今回もあっつい演奏とっても良かったよ♪
またちゃんこ食べながらあれこれお話聴かせて下さいね!
・・・やっぱり勢いでブログアップしないと感動薄れちゃうから
ちょっと夜更かしして書いちゃいました。