2009年の6月から週2日ペースで伺っていた、中学3年生の女の子。 
そして、もうひとり、同じく2009年の9月から週1回ペースで伺っていた、同い年・中学3年生の女の子。 

長い付き合いになりましたが、出会いの時期が同じだったように、偶然ですがふたりとも8月いっぱいでお別れということになりました。 
少しずつ、少しずつ、出来ることを増やし。 
出会った頃には考えられないくらい、いろいろなことが出来るようになったね。 
時計が読めて。お金が数えられて。わり算もすいすい。約分や通分も頑張ったね。 
漢字もたくさん読み書き出来るようになり、音読だって上手になりました。 

ふたりとも、卒業後の進路を見据えて夢に向かっています。 
私はこの子たちの持っている力を、どこまで引き出せただろうか。 
まだまだ、可能性を秘めているこの子たちの未来に 
少し離れたところから、これからもエールを送りたいと思います。 

イラストが得意で、言葉に対する感性が鋭くていつも新鮮な感動をくれた、Nちゃん。 
最終日には、お気に入りのメモ帳や付箋、そして描きためた可愛い力作をいーっぱい、プレゼントしてくれました。 
つまずいたって、起きればいいよ。

ありがとう! 


陽気で人なつこい笑顔の可愛い、Mちゃん。 
向上心が高く、集中して頑張り抜くところ、素晴らしいね。 
いつも勉強の最後には、学校の音楽ファイルや合唱曲集を出してきて、私がキーボードで伴奏して一緒に歌ったね。楽しかったよ。 
この子の最終日は、万感の思いをこめて『旅立ちの日に』。 
今 別れのとき~♪ちょっと涙が出そうになったけど、Mちゃんのご機嫌な歌声に涙をグッとこらえて最後まで歌いきりました。 

帰り際、もうここもあまり通ることもないんだろうなと考えながら歩く、公園の歩道。 

つまずいたって、起きればいいよ。
どんぐりがひとつ、落ちていました。 


まだまだ暑いけど、確実に季節は次へと移っていきます。 

家庭教師生活、最初の年度からの生徒さんたちの卒業は、いろいろと感慨深いですね。 
これまでも何人かはさよならした子もいるんですが、今回の子たちが一番関わった期間が長いもので。。。 
やっぱり思い入れが強くなるのは仕方ないです。 

それでも、年月は誰にも遠慮せず淡々と流れて行くのですね。 
私も気持ちを切り替えて、次のステージに歩んで行かなければ。