
今日は、久しぶりの東京文化会館でオペラ鑑賞してきました。
二期会「カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)」
マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」と、レオンカヴァッロ「パリアッチ(道化師)」・・・本日の 演奏も歌も最高でした。
もうどうしようもないほど救いようのないストーリーで誰も幸せにならないんだよね、これどっちも。
やるせなさ。人間の愚かさ。行き場のない愛。様々な思いが空をさまよい悲劇を生み出していく。。。
カヴァレリアの間奏曲は単独でもよく演奏される有名な曲ですが、ドロドロのストーリーのど真ん中にこれが流れてきたら、自分でもまったく予測してなかったんだけど、涙がぼろぼろ出て止まんなくなっちゃった。ただの天国的な美しさじゃないんだ。
パリアッチの有名なアリア「衣装を着けろ」も、♪「Tu sei Pagliacco!(お前は道化師なんだ!)」と歌われるあたりで涙がどどーっと。
どちらも1幕で完結する短いオペラですが、いやぁ濃厚なこと!
キャストの声の競演、オーケストラの響き、それらを束ねるマエストロ・パオロ・カリニャーニの手腕。
いいひとときを過ごせました。
月末には演奏会形式の「アイーダ」@新国立劇場のチケット買ってあるんだけど
これも私、今の自分にとってどの場面に泣きのツボがくるのか(汗)わからないや。。。
今日だってホント、全然泣くつもりなんかなくって、ハンカチを手元に持たないで見てたら
結局どっちの演目も半分ぐらい泣きっぱなしだったし。。。
涙もろさ、またしても加速しているようです。
そうだ、明日の家庭教師先では、このところ生徒ちゃんと「母を訪ねて三千里」を読んでいるのです。
もうマルコにこれでもか、これでもかと悲しい運命が襲いかかり
私はいつも涙の堤防、決壊寸前なんです。
以前にも「あのときの王子くん(星の王子さま)」とか、「幸福の王子」などを読んでいて
涙腺決壊寸前までいつも追いつめられていたなぁ(汗
別の生徒ちゃんのおうちでも、小学校時代の国語の教科書からの音読をやっていて
その子はべつのお話を読んでたんだけど、たまたま教科書をぱらぱらしてたら
「スーホの白い馬」が出てきてもう、大変!!ちらっと黙読しただけでも涙腺洪水!!!!!!!
子どもの頃って、そこまで涙もろくなかった記憶があるんだけど・・・悔し泣きはよくするタイプでしたが。
もう近頃はホントに涙がすぐ出てきます。
でも、涙を流すような感動的な出来事に出会えているのって幸せだし、たとえ悲しいことであっても
流した涙は人の心を浄化する効果があるんですよね。
我が身で日々実感。