ブログネタ:出会いと別れ、今シーズンはどっちが多い?
参加中
新年度になりました。
4日水曜日は、仕事の後に毎月恒例の聖路加国際病院礼拝堂「夕の祈り」へ。
前半がオルガンコンサート、後半が司祭のお話とお祈り、そして最後は聖歌を熱唱。
この催しに決まって足を運ぶようになって、8年目の春です。
今年は珍しく、雨の降らない4月の聖路加。
さくらを見ながら礼拝堂に到着し、まずは青田絹江さんのすばらしい演奏を堪能。
J.S.バッハ:「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV622
J.S.バッハ:パルティータ「恵み深きイエスを迎えよ」BWV768
J.S.バッハ:「わが心の切なる願い」BWV727
このパルティータが大きな絵巻物を見ているような大曲!!!
一本の糸だったテーマが、一枚の豪華絢爛な布に織り上げられていくような印象を持ちました。
前後の二曲は私の好きなタイプのオルガンコラール。
演奏の後はお話とお祈りなんですが、いつもとは少し雰囲気が違いました。
初めてお顔を拝見する司祭による司式。
これまで7年、当たり前のように聖路加礼拝堂に行けばお会いできた、U司祭。
誰にでもわかりやすいやわらかな語り口と、お人柄がにじみ出るような笑顔。
私も自分の周りで色々なことが起こったときも、U司祭のお話を聞くとホッとしたり
また頑張ろうって気持ちになれたり・・・オルガン演奏の興味から通い始めたこの場所が
いつしか自分にとって、かけがえのない居場所に感じていくその過程に
U司祭の存在は大きかったように感じています。
そのU司祭が、事情により2年間ほどのお休みに入られることになりました。
そのことは3月の築地風琴会の時に知って
U司祭の司式によるオルガン演奏とお祈りの場も、しばらくおあずけだと思ったら
泣けてきちゃって。
帰りにちょっとだけU先生とお話しできました。私、「待ってます」しか言えなかったけど
先生はいつものニコニコ笑顔でがっちりと握手してくださいました。
これからも夕の祈りには参加し続けようと思ってます。
これまでの感謝の気持ちと共に。
今は満開のさくらの下
U先生のこれからの生活が心穏やかでありますよう、お祈りするばかりです。