インフル流行による思いがけない空白の時間に、またまた素敵なイベントを紹介していただきました。
友人のJuriwoh!さんが最近お友達になったという、ソプラノ歌手「まこうさぎ」さん こと西本真子さんご出演
labo opera絨毯座 の公演「プーランク・プロジェクト」を観に行くことが出来ました。
水曜日に情報を聞いた翌日の夜に、もう客席に座ってる幸せ!!
じゅりさん、真子さん、ありがとうございます。
杉並公会堂の小ホール。
何もないとホントに箱だけのスペースなんですが、客席とステージ(左右が少しせり出した感じになっていて、臨場感や客席との一体感が倍増するような気がしました)、その狭間に置かれた2台ピアノ、点々と配置された灯り、いろいろな要素のバランスが取れていて広さも奥行きも感じる。
ぼんやりとともる灯りを眺めていると・・・そこは場末のキャバレー。
華やかなようでいて、限りない哀しみもはらみ、行き交う人々のさまざまな生きざまを飲み込む。
憧れの街、パリ。
第1部は「プーランク・キャバレー」と題して、プーランクの歌曲を中心に2台ピアノやソロピアノ、パントマイムなどでちょっと退廃的な世界を表現。
演劇的な要素が音楽に寄り添い、音楽が歌詞の持つ物語をさらに引き立てて。
どの演奏も素晴らしくてひきこまれました。
休憩を挟んで、第2部はオペラ「ティレジアスの乳房」
台本●ギョーム・アポリネール
作曲●フランシス・プーランク
テレーズ/トランプ占いの女:西本真子(ソプラノ)
亭主:鈴木俊介(テノール)
憲兵:角田和弘(テノール)
劇場支配人:大山大輔(バリトン)
プレスト:鶴川勝也(バリトン)
ラクーフ/新聞記者:岡本泰寛(テノール)
新聞売りの女:森山京子(メゾソプラノ)
息子:高畠伸吾(テノール)
ザンジバルの市民:河原真実(ソプラノ)、山西さや香(メゾソプラノ)、清水龍之介(バリトン)
助演:小川耕筰(人形遣い)、南谷朝子(俳優)、山本光洋(パントマイム)
ピアノ:野口幸太、筈井美貴
パーカッション:織井香衣
これがまた奇想天外でちょっと大人向けの(笑)ドタバタコメディ。
エロ亭主に愛想を尽かした主婦、テレーズは「もう子供を産んで料理して、の繰り返しなんてまっぴら!」
「そうよ、これから私は男になって、議員さんになるわ!男に仕えるのなんか、もうやめましょ!子どもなんて要らない!」
そう宣言すると・・・彼女の豊かな胸が風船みたいに体から離れてしまい、彼女は「こんなもん要らないわ!」とパチンと割ってしまいます。
それからなんとひげまで生えてきて!
ビックリ仰天の亭主は・・・
「よーし、そんなことなら女の協力なんかなくたって円満な家庭を作ってやるぞ。」
「女が子どもを産まないなら、子どもは男だけで作ってみせる!」なーんて言い出して
妖しげな機械を使って、一晩で40049人もの子供を作っちゃった。さあどうなることやら???
ハチャメチャなストーリーに、出演者の皆様のキレのいいドタバタで思いっきり笑って
最後はハッピーエンドで、見終わった後もなんかほんわかいい気分。
なにより演奏が素敵すぎて、まずは真子さんの声の素晴らしさに酔いしれてしまいました。
プーランクの音楽、若い頃にはあまり聴いてこなかったのですが
こういう素敵な演奏に出会えると、ぐっと身近に感じることが出来ますね。
自由席だったのをいいことに、ど真ん中のかぶりつきで観ちゃったんですが、大満足でした!!!
せっかく友人の友人、ということでチケット押さえていただいたので、終演後にちょっとだけ
お話しさせていただきました。
真子さんとっても可愛くて、笑顔の素敵な方でした。
その素敵な声をまた聴きに行きたいな。
これからも、頑張ってくださいね。応援してます!!
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ブログネタ:頑張った自分へのプレゼント。何にする?
参加中
こんな素敵な演奏会にふらりと行くのも、私にとっては自分へのご褒美になりますね。
この演奏会のおかげでせっかく木曜日の夜に気分が上がったのに
金曜日は忙しさと諸々の疲れやその他の要素から
やや気持ちが凹んだ状態で夜を迎えてしまいました。。。
今日は仕事も楽しかったし
好きな音楽を聴きながら、お気に入りのカップでハーブティーを飲んだり
やや復活。
でももうちょっと何か、暮らしに風を入れたい気分。
明日は早起きして、ちょっと出かけてこようと決めました。
明日のことをいろいろ考えるのも、楽しいご褒美、かな。