奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
84歳の方のレッスン、先ほど終わりました。
その方が言っておられました。
『自分は、時間がかかるので、人の何倍も努力して練習しなければいけない』と。
私が、『完璧を求めると、しんどくなりますよ。マイペースで頑張りましょう』というと、
『そうですなぁ、あんなに練習している浅田真央ちゃんでも、トリプルアクセル、失敗するんですもんなあ。』と、
この方、イチローさんと浅田真央ちゃんのファンです(^_^;)
真央ちゃんがアクセル失敗した時の写真を貼って、自分も奮起するんだともおっしゃってました。
(そんな写真の利用方法もあるのですね(笑)
この84歳の方のレッスン前に、とても刺激的で良い言葉を目にしました。
これ。
これをシェアされていたのは、松田昌先生、我らがお師匠です。
よく『楽しんで◯◯する』とか『楽しめたらいい』とかって言いますけど、
私たちなら、『楽しんで演奏する』でしょうか。
それって、血のにじむような努力をして、その目標に向かって、やるべきことを全てして、もうこれ以上自分は出来ることがない!あとは楽しんで◯◯できたら良い、とか、楽しんでプレイするだけ…とか、
そういう次元で使うべき言葉なんじゃないかと、上の格言?を拝読して、つくづく思いました。
それこそ、フィギュアスケートの選手が本番前のインタビューで『やるだけのことはやったので、あとは楽しんで滑れたらいいです』とか、言っておられるのを耳にしますけど、
何も考えず、楽しくねぇ~なんて、思ってたら大間違いで、やるべきことを全てやって、あとはもう楽しむことだけなんだなぁ…としみじみ思いながらインタビューを見てた記憶があります。
練習も適当、そこそこに、楽しんで演奏…なら、それは単なる自己満足でしかない。
私は、演奏をして仕事をしているプロではないけれど、一応、ピアノを教えてお金を頂戴しています。
お金を頂戴する以上は、端くれの端くれの外野席に位置していても、プロの端くれです。
発表会前や採用試験を受ける時に、
練習で出来ていないことが、本番で出来るはずがない!
もしかして とか、ひょっとして弾ける?は、絶対ない!と言っています。
そんな思いは、全て、今日の言葉に集約されているな…って思います。
お恥ずかしながら、私は今まで『楽しんで演奏できた』ことはありません。
それは、やっぱり修業が足りないからなんですね。
来月以降、人前で演奏する機会をいただきました。
恥ずかしくないように、ドレミの歌(修業編)を教室に貼って、頑張りたいです。
楽しんで演奏…は、100年早いわ(笑)