一本の電話が鳴って
風が吹き込んだ
自由に翔びまわるその天使は
その前に降り立った地の居心地が悪くて
今宵降り立つこの地はどうかと
淡い光を解き放ちながら
風と共にやって来た
一通り翔びまわった天使は
少し満足げな表情で
どことなく安心したような
それでも…
また次の地に翔び立つと…
もう次に降り立つ地も決まっているようで
爽やかな余韻を残して
翔び立った
でも…
どんなにたくさんの地に降り立とうとも
再びまたこの地に戻って来ると
理由もなく
ただなんとなく
それでも…確信を持って思ってた
今日再びまた
風が吹いた
ほら…やっぱり戻って来た天使
あちこち翔びまわって
この地の居心地がよかったようで
足をおろす場所を決めたようで
また再び天使の顔が見られるのかと思うと
嬉しい反面
やっぱりここでしょう?
ここがよかったでしょう?
って ちょっと自画自讃
それでも…
戻って来なくてもいい…と思ってた
懇願していた訳でなく
祈っていた訳でなく
ただ…自然に戻って来るんだと
そう思っていた
新しい風は再び
爽やかに吹く…
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