こんにちは。
2014年も残すところ1日となりました。
いつもなら今頃は大掃除を終えて
恒例の年越し会の準備をゆるゆるとしているところですが、
今年は荷造りに励んでました。
防水のデジカメとサングラスを、キルギスのフェルトケースにイン
実は去る11月末でJICA本部を一旦退職し、
来年1月からJICAフィリピン事務所で勤務することになりました。
今回は企画調査員という立場で赴任するため、
青年海外協力隊隊員候補生として受けた
2ヶ月間訓練所にカンヅメになる派遣前訓練とは違い、
市ヶ谷の研究所と麹町の本部に約2週間通って
約20名の企画調査員や専門家の方々と研修を受けた後、
それぞれのスケジュールで派遣されるという流れでした。
そうして2回目となる公用旅券と
マニラ行きの片道E-チケットを手にした時、
それまで海外赴任が今一つピンと来ていなかった本人(わたし)も
ようやくジワジワと実感が湧いてきた次第。
東京の安全・便利な生活をしながらの
本部業務にやりがいを感じつつも
現場からの距離の遠さに悶々とする思いを知ってか知らずか、
海外のポストに挑戦するにあたり
長年のパートナーであり
去年8月に入籍をした相方に相談をしたところ、
ほとんど即答といっていいような速さで
「国際協力の仕事して、現場を知らないのは
出版の仕事して、編集を知らないことと同じだからなぁ」
(注)
出版業界で編集以外のお仕事をされている方を
中傷する意図はなく、
単に彼が編集という仕事を愛しているが故のコメントと理解していただけると幸いです。
との返事をくれ、
彼なりに多少の葛藤はあった(?)と想像するものの
一貫してサポートをしてくれました。
彼自身、編集者として充実した仕事をしているようで
和訳版を担当したフランスの経済学者による著書が、
先行して英訳版が出版されたアメリカで話題になっていることもあり
高価な専門書としては、異例の売上となっているそうです。
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そんなこんなで
気ぜわしい年末年始ですが、
そもそも東京で会社員として働いていた5年前に
青年海外協力隊にダメモトで応募してみようと
一念発起したことがきっかけで、
中央アジアのキルギスで2年間を過ごし
多くの得難い出会いを経て、
ASEAN経済統合を控えた2015年に
東南アジアで働くチャンスをいただいた事に
感謝の気持ちです。
フィリピンから天山徒然草もないよなぁと
当分更新はないと思いますが、
まだまだ情報の少ないキルギスに関するささやかな情報源として
このブログがお役に立てれば幸いです。
それでは皆様、よい年末年始をお過ごし下さい。
ケレジャッカンジャングジュルガルメネン!
(キルギス語で「良い新年を!」)