HOT WAVEってご存知でしょうか。

高校生による高校生のための音楽の祭典。

「音楽の甲子園」とも呼ばれていて、全国の高校生バンドの大会でした。

ポチが高校生の頃が一番のピークだったんじゃなかったかなぁ。

もしサッカー部でなければ、軽音学部かフォークソング部に入って目指していたかも。

そして、このような音楽の祭典で有名だったのが、ヤマハポピュラーソングコンテスト、通称ポプコン。

グランプリ優勝者にはデビューが約束されていて、プロへの登竜門でもありました。

中島みゆきさん、長渕剛さん、チャゲ＆飛鳥あみん、杉山清貴＆オメガトライブ等等錚々たる顔触れ。

その1984年のポプコンでグランプリを獲得し、続く世界歌謡祭でもグランプリを獲得したのが、TOM★CAT。

当時、この肩書きだけで「スゲ〜」と思っていましたが、デビュー曲の「ふられ気分でロックンロール」がポチに見事にハマって、瞬く間にファンになりました。

そのTOM★CATのファースト・アルバムがこれ。

SIDE-A

1. MADNESS

2. STARDUSTS

3. IJIWRU

4. ふられ気分でロックンロール

5. 今夜は…

SIDE-B

1. サマータイム・グラフィティ

2. MIDNIGHT ANGELS

3. パークエリアに今夜9時

4. 目をとじて

5. ダイヤモンド・シンドローム

1985年6月の発売。

ポチが高一の頃ですね。

テクノ・ポップスという感じの曲が多いTOM★CATらしいアルバム。

エッジの効いたギターに、電子ドラム、そしてシンセサイザー。

そして、重厚なコーラス。

Light House Projectの王道のアレンジを中心とした構成になってます。

特にアルバム最後の曲のダイヤモンド・シンドロームは、TOM★CATファンの同級生がすごくいいと言ってたのを聴くたびに思い出します。

また、ポチ的には、ミディアムバラードのIJIWRUだとか、バラードの今夜は…、目をとじてなんかは歌詞がすごく好き。

TOMさんが描くバラードの歌詞は、ものすごく切なくなるワードが散りばめられていて好き。

そして、TOMさんのハードな歌い方もいいんだけど、バラードの歌い方がものすごく上手いと思うんですよ。

ノスタルジーを感じると言うか、一語一語の歌い方が、歌詞の感情をすごく伝えてくるのです。

このアルバムには収録されていませんが、後のシングルのカップリングとなるSALLYだとか、五月の夜の窓際でなんかは、何回聴いても切なさが波を打ちます。

この時代のポップスが好きな方には、是非お薦めの一枚です♪