『「捨てる力」がストレスに勝つ』 著者:斎藤 茂太  集英社文庫

 

 何かを得るにはまず、捨てなければならない。

 二兎追うものは一兎も得ず。

 この本を読んで、思い浮かんだ言葉がこの二つだった。

 

なぜこの二つだったのか。それは今の自分の状況によるものだ。

あれもしたい、これもしたい、でもどれも手に付かない。そんな状況にストレスを感じているせいだろう。

 

この本では様々な場面について書かれている。

仕事、家庭、人間関係。

読むタイミングで自分にとって有用な箇所が違ってくると思う。

何かごちゃごちゃしているなぁ、とストレスを感じたときはパラパラとページをめくってみるといいと思う。

一つ一つの項目は短く読みやすい。ちょっとずつでも通し読みして、必要な時に見返す、なんて読み方がおすすめ。

 

ストレスの原因はさまざまであって対処法、捨てなくてはいけないものはそれぞれ違っている。

しかし、他人と過去は変えられない。変えられるのは自分自身とこれから先のことだけだ。

 

本書の中に何度か「少欲知足」という言葉が出てくる。欲を少なくし、足りているということを知る、という言葉だ。

だからといって、欲を全部すてる必要はない。自分が重荷になる欲、振り回されてしまう欲は捨ててしまおう、ということではないか。