サミットに福島県産「りんごジュース」 大野農園が製造、土産に
2016年05月28日 10時41分
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160529/11/pochifx/f0/5f/j/o0300037913658412938.jpg?caw=800)
贈呈品に選ばれた大野農園のりんごジュース
27日閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、先進7カ国(G7)以外の「アウトリーチ招待国」の首脳に、喜多方市のほまれ酒造の「会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸酒」、石川町の大野農園がつくった「りんごジュース」などが贈られた。
外務省によると、贈呈品は東日本大震災被災地の本県と宮城、岩手両県、地震被害を受けた熊本県から各1品。戒律で飲酒が禁止されているイスラムの国の首脳には、日本酒の代わりにりんごジュースを贈ったという。
りんごジュースを製造する大野農園の大野栄峰社長(32)は「(原発事故のため)海外で福島があまり良いイメージで伝わっていない中、お土産にしていただきありがたい」と喜ぶ。
りんごジュースは「サンふじ」の果汁100%で、甘味と酸味のバランスが良く、すっきりとした味わいが特徴という。大野社長は「海外の首脳に飲んでいただけることは、福島にとっての一歩になると思う」と風評払拭(ふっしょく)に期待を込めた。