ぽちのせんせい

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千葉県を中心にドッグトレーニングのお仕事をしています

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前回からの続き。

 

前回はジャパンケンネルクラブの家庭犬訓練試験の中に

【休止】(きゅうし)

『飼い主の姿が見えなくても3分待つことができるか?』

という課目がある、

ということをご紹介した。

 

確かに飼い主の姿が見えなくても『待て』ができることは凄いが、

実際問題そんなシュチュエーションが

実生活の中では起こらないよ、

という意見もある。

 

それでも私はこのトレーニングは必要だと考えている。

 

このトレーニングは『待つ』ということもさることながら、

『心穏やかに』という部分も大切なのだ。

 

お出かけの途中、飼い主の姿が見えなくなったくらいで、

パニック状態になってしまうのはとても危険。

 

例えば、

旅行中などの迷子、事故という事例はとても多い。

 

レジャーに犬を連れて出かけると、

いつものお散歩ならば絶対に起きないようなことが起きるものだ。

 

いつもなら気をつけていることをうっかりしたりもする。

 

そんな時でも、

普段から飼い主が見えないというトレーニングをしていれば、

犬は

『ここにいれば飼い主はいつか戻って来る』

『自分からは見えないがどこかで飼い主は自分を見ている

と学習しているので

『心穏やかに』『待て』ができるのだ。

 

だから、ひとりで犬を飼っていたり、

ひとりで犬を連れて出かける機会の多い方は特に、

このトレーニングは必須だと考えている。

 

 

飼い主の姿をが見えなくなるとオロオロする犬の姿は

確かに可愛らしく、いじらしい。

 

しかし、

それは『恐怖』という大きなストレスを与えてしまうことでもある。

 

愛犬が少しでも『恐怖』を感じることなく

飼い主の姿が多少見えなくても『心穏やか』にいられるように。

それが、このトレーニング【休止】の主たる目的と思う。

 

次回もしつこく『待て』について。

 

 

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試験的にYouTubeなるものに挑戦してみました。

飼い主様の承諾がいただけましたので貼り付けます。

おだてられて得意げなユーフラテス(ラブ)をご覧くださいませ。